8月27日(土)所用のため東京(代々木)まで出かけました。

午後5時30分頃用事が終わり、中央線に乗りました。

電車が飯田橋駅着いたところで、30歳代に見えるカップルが乗車してきました。

女性は、缶ビール片手に浴衣姿でした。

男性は、黒いTシャツでした。

若い女性がビール片手に乗車かと私は唖然としました。

その女性は、酔っぱらっているようでもなく、まるで清涼飲料水を飲むように、缶を口にしていました。

はじめは、ビールのことばかり気になっていましたが、次にその女性の浴衣の柄が目に入ってきました。

なんとその浴衣は黒地に銀色のドクロ(10平方㎝位)をモチーフにしたものでした。

男性はと見るとやはりドクロ柄で前面斜めに全体に配置されていました。

浴衣の柄に何がふさわしいか分かりませんが、ドクロは如何なものかと思いました。

面白ければ何でも良い、売れれば何でも売るといった風潮は、人の心を荒廃させます。

また、身に付けるものはその人の心の有り様を表現します。

ドクロは、人が死んだのち骨だけとなった時に表れてきます。

人の死を意味するものだと私は思います。

その死を連想させるものを身に付ける心情が、私には全く理解できません。

 

上野孝裕

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