長い夏休みも終わり今日から2学期のスタートです。
始業式、身体測定、避難訓練がありました。
「2013年度9月2日千葉明徳中学校 第2学期始業式講話」
まさに酷暑、本当に暑くて大変な夏でした。そんな中にあっても皆さんは、それぞれに
意義ある夏休みを過ごしたことと思います。中学校としては、これという事故もなく、
無事に二学期が開始できたことを大変嬉しく思っています。
さて、この夏休み、中学校も三学年が揃い、一段と学校らしい夏休みとなりました。
まず、サッカー部、バスケット部は初めて千葉市の総体に出場しました。私も観戦に
行きましたが、それぞれに懸命に頑張る選手の皆さんの姿に胸が熱くなったとともに、
千葉明徳中学校としてまた新しい歴史の1ページが開かれたことを本当に嬉しく思い
ました。
また、高校の方でも、この夏休み様々な出来事がありました。今年も多くの感動の
ドラマを残して夏の甲子園大会が行われましたが、その千葉県予選では、本校野球部も、
千葉市内の高校として唯一ベスト8に進出しました。途中では、中学の野球部・チア部の
皆さんも応援に駆けつけてくれました。特に、ベスト8を決める市立船橋戦は、勝利を
信じ無心に応援する生徒・保護者・卒業生等が一体となって織りなした奇跡の逆転劇でした。
一投一打に込めたプレーに地鳴りのような歓声、そして勝利しての校歌の大合唱、その中
の誰一人が欠けても成し得なかった『明徳のチーム力』の勝利でした。
折しも、8月22日にイチロー選手が日米通算4000本安打を達成しました。
後の記者会見でイチロー選手は、『4000本という数字に到達するまでには、私の
中では少なくとも8000回以上の悔しさと向き合ってきた結果だ』と語っていました。
それぞれにこの夏休み、皆さんが努力した結果は、必ず今後の人生に生きていくはずです。
学校生活では、勉強も部活動もなにより明確な目標をもつこと、そして実現しようとする
強い志が大切です。そして、今後、皆さんと共に、私自身も、千葉明徳中高の『チーム力』
を信じて、益々良い学校にいていく決意を新たにした夏休みでもありました。
さて、今日からの日程では三週後には、明実祭が予定されています。今年の文化祭は
いよいよ三学年が揃っての明実祭です。その意味では、今後の千葉明徳中学校の文化祭の
形を決める大切な文化祭となります。今回のテーマは、新風~彩りと挑戦。私は、この
テーマに『それどれが自分の個性を最大限に発揮し、新たな明徳の風を巻き起こしていこう』
という壮大なロマンを感じました。
ちなみに高校の方の文化祭・明高祭は明実祭の1週間前に予定されています。こちらが高校の
パンフレットです。表紙にはカメラを持った少女が立っています。高校のテーマは、
『革命』表紙にはそのテーマの解説が添えられています。『カメラに咲いている花は、
ひまわり、マーガレット、ジャスミン、花言葉は、憧れ、真実の友情、無邪気です。
新しい自分へ生まれ変わるため、あなたもシャターを押してみませんか。』
また、こちらの文化祭実行委員会が作成した冊子のテーマの解説では、『今年度入学生から
学校6日制がスタート、来年度からは中高一貫コース生が高校に入学してきます。
今、まさに千葉明徳高校が大きく変わる時、新しい学校づくりに向け、文化祭も大きく
改革していきます。生徒・教職員・保護者・近隣住民など、学校関係者が心を一つにして
文化祭を成功させ、新しい千葉明徳高校を作っていこうという意味が込められています。』
とあります。
皆さん、この中学と高校のテーマ、かなり似ていると思いませんか。私は、中学生もそして
高校生も、今、学校が大きく変わろうとしている雰囲気を敏感に感じ取ってくれているんだと
嬉しくなってしまいました。高校生の皆さんは、中高一貫生コースの進級を心待ちにしてくれ
ています。
それでは、いよいよ明日から授業も始まります。夏休み気分からいち早く抜けだし、普段の
学校生活に戻りましょう。そして、行事や部活との両立で忙しい毎日になりますが、みんなで
頑張っていきましょう。
以上です。
千葉明徳中学校校長 園部茂
上の写真は防災訓練のときの様子です。避難経路を確認しつつ、みんな真剣に災害時の動き
について確認しました。
(杉本)