ある日の千葉駅での出来事でした。夕方7時頃外房線を待っていました。

この時間は、通勤通学客で混む時間帯で電車を待つ列が長く延びていました。

私は、前から15人目位の位置で座席に座れるか座れない位の所でした。

電車が到着し、待っていた人々は目当ての座席に急ぎ足でそれぞれの場所に座りました。

私も運良く座ることができ、一息ついたところ、

目の前に立っている10代後半と見られるカップルが目に入りました。

すると女性の方がボソボソ呟きました。

はっきりとは聞き取れませんでしたが、

「モタモタしているから座れなかった」と、いう主旨の言葉が聞こえてきました。

男性の方は、女性のために座席が取れなかった後ろめたさか、

反論することも出来ず「ぼーっ」と、立っていました。

電車が動き出し女性は、座席に座れない悔しさを、

つり革に両手でぶら下がり、首をうなだれて思い切り男性にぶつけていました。

男性は、相変わらず無言で佇み、彼女のバッグを持ちました。

そんな光景を見て、何とワガママなんだろうと思うと同時に、

このカップルいつまで続くのだろうと思いました。

 

このような事も広い意味で教育の成果?だと思います。

本校の生徒が、わがまま娘にならないように教育したいと思います。

 

上野孝裕

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