先日の高校文化祭受付でのことでした。

当日は、中学受験の小学生も来るかも知れないということで、私も受付の手伝いをしました。

受付の仕事は、お客様の確認と会場への案内です。

学園前駅に電車が着くとどっとお客さんが来ます。

そうでない時は、大変暇になります。

受付の生徒は、高校生徒会と各クラスから割り当てられた生徒達です。

生徒会の生徒達は、意識が高くてきぱきと仕事をしていました。

また、受付に割り当てられた生徒達も、お客様が来ている間は一生懸命任務を果たしていました。

 

しかし、ほんの一握りの生徒は、お客様がいなくなると

「何時まで受付の仕事をやるのか」

と、係りの先生に小さな子供がだだをこねるように迫っていました。

暇な時間をどうにかやり繰りして過ごせないのです。

私たちの生活の中には、好きなことばかりがあるわけではありません。

ともすると嫌いなことの方が多いかも知れません。

その時、彼らはどのように対処するのでしょうか。

受付の暇な時のように、イヤだ・イヤだとだだをこねているのでしょうか。

何となくそのように過ごす彼らが目に浮かんできます。

 

千葉明徳中学校では、嫌なことでも真正面からぶつかり、

いずれそれが嫌でなくなるように取り組める生徒達をつくりたいと思います。

 

上野孝裕

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