本日は後期の始業式でした。
校長先生のお話と、生徒指導部の山下先生からのお話とがありました。
人の話を聞く態度が育っていました。
始業式の後で、私も次のような話をしました。
ある日何気なくテレビ番組を見ていました。
すると事故で両腕を失った青年(劉偉23才)が足で見事にピアノを演奏していました。
その青年は、10歳の時に感電し一命は取り留めたものの両腕が壊死に陥り、
両腕を切断するに至ったとのことです。
その後、運動好きな彼は、水泳に挑戦しました。
そして、パラリンピックに出ることを目標に一生懸命練習しました。
しかし、今度は足が病気になり激しい運動は出来なくなりました。
せっかく目標が出来たのにそれが叶わず、大きく失望し暫く落ち込んでいました。
すると母親はピアノを購入し、「これを弾いて私を喜ばせてください」と、彼にお願いしました。
その時彼は、19歳でした。
それから猛特訓が始まり、今では全世界の人が彼の演奏を楽しみ、感動しています。
その番組の中で、彼は
「絶望で早く死んでしまうか、目標を定めまっしぐらに突き進み光り輝く人生を送るかは、どちらでも選べる。」
と、言っていました。
つまり、幸福な人生を送るか、不幸な人生を送るかは、他人が決めるものではなく、
自分自身が決めるものだということです。
この言葉に私はとても感動しました。
上野孝裕