10月23日(日)、37名の参加者で国語と算数の入試練習会を開きました。

本物とほとんど同じ受験票・教室を使い、入学試験の雰囲気を体験してもらいました。

私たちから見ると、多くの生徒達は少し緊張していたようです。

中には、緊張をほぐすためになぞなぞをしていた生徒もいました。

採点が終わり、後日その結果を持って通学塾に報告に行きました。

私が担当したある塾に行ったときのことです。

その塾は、地方の小さな塾です。

結果が心配だったとのことで、私が伺うとご夫婦で出迎えてくれました。

町から大きく離れているところなので、私立中学受験者はほとんどいません。

塾長曰く、

「入試問題の解き方などは教えていません。しかし、基本的な考え方はしっかり教えています。」

とのことでした。

私が、そこの生徒の成績(かなり上位)を報告すると

「私の教えたとおりに解いている。私の考え方に間違いはない。」

と、目を細めて喜んでいました。

こんなに喜んでいる塾長夫妻の顔を見て、私も何だか嬉しくなりました。

やはり「教育は人だなー」と、つくづく思いました。

 

上野孝裕

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