さて、教師という仕事は教育に関心と情熱のある人が、

いくつかの職業の中から選択して、試験を受けて教師になります。

好景気の時は、企業への就職希望者が多く公務員や教員へのそれは少ない時代がありました。

その結果、誰でも教員になれるということで、先生にでもなってやるかという人がいました。

それを見て、先生にしかなれないという人までいました。(総合して『でも・しか先生』)

 

今日は、全体的に就職難の時代です。

教師も5倍~6倍という競争の中を勝ち抜いて最終的に採用されます。

その結果、学力があり教育に情熱ある人が採用されます。

しかし、学校に勤務するまでの間では、生徒と対する経験はほとんどありません。

様々な生徒とどのように応対するかはいくら机上で教育学や心理学を教わっても

なかなか教科書どおりには行きません。

一人で悩んでいるとだんだん深みにはまってきます。

悪いときには精神的な疾患にもなります。

心の病で休職したり退職する人も出てきます。

そこで、大切なことは教員の研修です。

どんなに優秀な人材でも放っておいたらただの人になります。

そうならないように、様々な形で研修を深めていきたいと思います。

 

上野孝裕

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