朝学習で振り返りのテストを行っています。
これは、家庭学習の習慣を付けるために行っているもので、
成果が乏しければ放課後補習になります。
先日、私の前の席の土佐先生が、「ああっ、可哀そうに」と声を上げました。
何かと思ったら、朝学習(英単語)の採点をしていたところ、
後期に入って満点を継続していた○○さんが1問間違えてしまい、記録が途絶えてしまったの事でした。
その事をホームルーム担任に話すと答案提出後間違えたことに気がつき、
担任に申し出て悔しがっていたとのことでした。
この事から、私は2つの事を考えました。
1つは何のために朝学習(テスト)を行うかと言うことです。
前述したとおり、満点を取ることは「目標」です。
朝テストの「目的」は、家庭学習の習慣を身に付け、語彙力を付けることです。
あとから間違いに気がつき自ら正しい答に訂正できたのなら、満点と同じ事です。
表面的な記録は途絶えましたが、単語を覚えるという真の目的は達成されたのです。
とは言っても記録が途絶えたことは残念なことです。
現在、全期間満点者1名・後期満点者1名がいます。
もう1つは、採点者が一問間違えてしまったと悔しがることです。
生徒達の成長を楽しみにしている事がよく分かります。
生徒も努力しますが、先生達も同じように努力しているからこそ
このような言葉が出てくるのだと思います。
上野孝裕