成績向上のお祝いにご褒美を上げることがあります。
これは、しっかり勉強した努力に対する親の気持ちを物に替えて表したものです。
子供達は、初めはその気持ちに喜びますが、それを繰り返していると
成績が上がったら「□□が欲しい」と、褒美をねだるようになり、
褒美がなければ勉強しなくなります。
(その褒美は、高価なものにエスカレートするのが常です)
勉強(努力)するという本来の目的とご褒美が入れ替わった結果です。
この事は、掃除や手伝いの時にもよく表れます。
掃除をしていないと監督の先生はは怒ります。
そのうち先生が来ないと掃除をしなくなります。
何のために掃除をするのか、本来の目的を見失った結果です。
物事を行う時、本来の目的を見失わない事は、簡単なことのようで実は難しいことです。
私達千葉明徳中学校は、常に「何のために」を考え教育活動を行っています。
言い換えれば、本質追究です。
上野孝裕

