今日から新学期のスタートです。
桜舞い散る学園キャンパス内で、 本日始業式がありました。
1学年あがった生徒をみて、 1年前からしてみるとだいぶ大人になった感じを
受けました。
『2014年度4月5日 千葉明徳中学校・高等学校第1学期始業式校長講話
いよいよ平成26年度がスタートしました。明後日の入学式では、中学生54名、
高校生255名の新入生を迎えます。平成26年度は、高等学校にいよいよ中高一貫
コースの生徒が進級してきます。また、高校1年生から男女ともに制服が変わります。
中学生は全体で154名、高校は全体で965名、千葉明徳中学校・高等学校として
1119名の生徒が学んでいくことになります。
今、ここに座っている千葉明徳中高生の皆さん、改めてそれぞれの学年への進級
おめでとうございます。
皆さんの進級にあたり、この1年間の皆さんの生活の中で心にとめておいて欲しい
ことを1つだけお話しをします。
それは、古代中国に老子という思想家がいました。その老子の教えに、
『終わりを慎むこと、初のごとくなれば、敗るることなし』という教えがあります。
この意味は、物事は最後の最後まで、初心を忘れずに油断をしないで進めていけば
絶対に失敗はしない。なにか物事を進めていくときに、9割、進んだものの、あと1歩
というところで油断をして失敗してしまうという例はよくあります。
このことは、この1年、皆さんが臨んでいく、大学受験や部活動のここぞという試合、
文化祭や体育祭などの行事など、すべてことについて共通しています。
物事を始めるときは、人間誰しもが『よーし・やってやるぞ!』という意気込みや
緊張感を持っていることと思います。ところが、人間は、その環境に対して
『すぐに慣れる』という習性を持っています。そして、慣れるには二面性があります。
苦しいことに慣れる。頑張ることに慣れる、これは、すごく良い慣れ方であり次の
段階へのやる気にも結びついてきます。
しかし、ついつい人間は、楽な方に流れる、手抜きをすることに慣れるという悪い
慣れ方をしてしまうこともあります。勉強や部活のときに、悪い慣れ方に陥って
しまったら、言うに及ばず結果は見えてしまいます。この老子の言っていることを
更に端的に言うと、『物事を進めるときは、最後の一歩を甘く見るな』ということ
であります。
なるべく、早い時期に、頑張ること・努力をすることを惜しまない、良い慣れ方を
して欲しいと思います。
もう一度、言います、『終わりを慎むこと、初のごとくなれば、敗るることなし』
是非、覚えておいて下さい。
それでは、明後日は、皆さんの後輩の皆さんが入学してきます。
皆さんは後輩の諸君にまさに模範であり、そして憧れの先輩であることを心から
期待しています。
平成26年度、生徒の皆さんと私達教職員で千葉明徳中高をますます良い学校に
していきましょう。以上です。
千葉明徳中学校・高等学校 校長 園 部 茂』
それぞれが新たな想いをもって さらなる成長への1年を歩んでいくことでしょう。
(杉本)