
中学校が開校したら、ぜひ実現させたいと思っていたイベントの1つが
レシテーション(暗唱)コンテストでした。
私の担当教科は英語ですから、英語指導に力を注ぐのは当然のことです。
その中で、楽しく、かつ、燃えることができるイベントがあれば、と思っていました。
人前で英語を話すということは、単純にかっこいいと思います。
洋書を読んだり、映画を字幕なしで見たりしている姿も知的でかっこいいですが、
私の感覚では、自らの口で英語を発している姿ほど、かっこよく見えるものはありません。
まだまだスピーチをするには至りませんが、すでに存在する物語を覚えて発表することはできます。
これなら、普段見てあげられない発音指導もしてあげられます。
うまく発表できれば、相当な自信になります。
今回、生徒たちはそれぞれのレベルでこの暗唱に挑戦し、
前回よりは確実にレベルアップしてくれました。
まだ、挑戦しきれていない生徒も、正直なところいます。
彼らには、まず「自分の精一杯に挑戦する」ところからスタートしてもらいたいと思います。
精一杯やったけれど、本選に出られず、悔し涙を飲んだ生徒の1人が尋ねてくれました。
「先生、私はどこが弱くて落ちてしまったんですか。」
この問いができれば、次の機会に活躍できるでしょう。
そこを乗り越えようとする覚悟があるわけですから。
そして、本選出場者の発表は、どれも素晴らしいものでした。
中学1年生とはいえ、ハイレベルなコンテストだったと思います。
180~190語のまとまった英文を、あれだけ堂々と、しっかり発表できたことに、
大いに自信を持ってもらいたいと思います。
来年度は2学年での開催になります。
先輩として、良いものを見せてあげるためにも、日々努力を続けて欲しいと思います。
さて、祭りは終わり、来週末には学年末考査があります。
しっかり準備して、1年の締めくくりのテストをいいものにしましょう。
(土佐)