6月12日(進路の日)に、

4年生は校外理科研修で湘南ロボケアセンターに行ってきました。

はじめはロボケアセンターのスタッフの方に、

ロボットがリハビリにどのように役立っているのか、

今後どのような活躍が期待されるのかなどを説明していただきました。

 

その後、生徒たちは3班に分かれて順に体験学習を行いました。

原始歩行の原理を利用した車いすや、手で操作する電動の車いすを体験させていただきました。

生徒たちからは「こんなに楽に進めるなんてすごい!」という声があがっていました。

ヒーリングロボットに夢中になっている生徒もいました。かわいらしい見た目や動きに、

生徒たちからは自然と笑みがこぼれていました。

脳から筋肉に送る信号を読み取ることで動くロボットスーツHAL®の体験では、

「難しい」という声がたくさん聞こえてきました。

リハビリにHAL®を使用し、脳から「歩きたい」という信号を送る練習をすることで、

徐々に自分の力で歩くことができるそうです。

実際に手を動かすとロボットが連動してくれますが、

自分の手を動かさずにロボットだけを動かすことに苦戦しているようでした。

実際に腕を動かすと、筋肉の収縮を感じ取ってHALが連動するそうです。

生徒たちは中学校で学んだ「腕の屈伸」と「筋肉の伸縮」の関係を、

モニターを通して感じているようでした。体を動かさず、

脳からの信号だけでHAL®を動かすことができた生徒も何人かいたようです。

午後からは本郷に移動し、東大生との交流会を行いました。

最初は「売れる携帯電話を作るには」というテーマで「ゼミ体験」を行いました。

消費者のニーズや年齢層ごとの特徴を、データをもとに分析し、商品の提案をしました。

「まとめて、書いて、発表する」を中学校の3年間で繰り返し学んだことで、

グループ内での討議や意見の出し合いもスムースに行われていました。

後半は、今後の進路選択の相談をさせていただきました。

生徒たちからは、今の悩みや将来の悩みなど、様々な質問が飛び交いました。

「文理選択で迷っています。どのように選択したらよいのでしょうか?」

「私は英語と数学があまり得意ではないのですが、どのように勉強していましたか?」

「今の時期は何をどう勉強すべきなのでしょうか?」

「将来の夢が決まらないのですが、進路はどのように決めたらいいのでしょうか?」

 

普段抱いている小さな疑問や不安を正直にぶつけることができる機会は、そう多くないと思います。

東大の学生さんも、ご自分の体験をもとに真正面から答えを返してくださいました。

生徒たちもメモをとったり、頷きながら話を聞いていました。

 

週が明けて、生徒の少し様子が変わったように感じます。

朝学習や授業に対する姿勢が以前よりも積極的になっているように思われます。

進路の実現に向けて毎日を大切に生活してほしいと思います。(國兼)

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