ある有名大学付属の高校生の話です。

野球の練習試合でその高校に出向き試合をさせてもらいました。

その試合の帰りに、その学校の野球部の生徒が校内に悪気もなく

食べた後のパンが入っていた袋を校内の道に平然と捨てました。

拾う素振りもないので、ちゃんとゴミ箱にパンの袋を捨てるように注意をしたところ、

その生徒から驚きの言葉が返ってきました。

「なんで捨てちゃいけないんですか。いいんですよ。

(指を指し)だってあの人の仕事がなくなっちゃうじゃないですか。」

あの人とはその先にいた清掃をされていた用務員さんのことでした。

 

何とも情けない。

どんな教育を受けているのか。

「頭がいい」とは知識をいっぱい持っているということなのでしょうか。

 

いいえ、違います。

その知識をどう使うかです。

知識も使い方を間違えればまったく意味のないものになります。

勉強をするとはどういうことでしょうか。

この意味を教えることが大切です。

明徳中学で最も大切にしたいこと。

それは「心」です。

勉強は学力だけではありません。

心の勉強も大切なのです。

子どもたちを「真の大人」にするために、

私たちは日夜、生徒に本気で向き合っています。

 

(新島)

 

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