今月25日(金)、第6回合唱コンクールが千葉市文化センターで行われました。
明徳中の合唱コンクールは1~3年の各クラス、合計6クラスが最優秀賞と優秀賞をかけて
競います。演奏するのは学年共通の課題曲と、クラスごとの自由曲の2曲。指揮と伴奏は
生徒が担当し、優秀な指揮者・伴奏者には指揮者賞と伴奏者賞が贈られます。
生徒たちは夏休み明けから音楽の時間で練習を始め、10月以降は放課後練、さらには朝練を
自主的に行い、この日のために精一杯頑張ってきました。
生徒の演奏を評価するのは、校長先生、副校長先生をはじめ、音楽の授業を担当している
中島先生など総勢6名。歌の出来栄えや表情だけでなく、立ち方や歩き方、クラス紹介の
仕方なども態度点として評価されます。
演奏後、そして審査発表後の生徒たちの表情を見ると、嬉しそうな顔や悔しそうな顔、
さらには泣いている顔、そして何よりも安堵した顔が多く見られました。このおよそ1か月の間、
合唱コンクールの運営を担当している合唱コンクール委員を筆頭に、すべての生徒が本番に
向け意識を高めていきました。その熱量に濃淡はあれど、クラス全体が、ひいては教職員を
含む学校全体がこれほど1つの行事に、「合唱」という1つの行為に力を注ぐのは他の行事には
見られないでしょう。生徒のほっとした表情からは、この1か月の間に注がれた力の大きさを
感じ取ることができました。
およそ数分しかない本番のために、全力で準備をし、自分の力を出し切る。この経験が、生徒の
将来を支える力につながるよう願っています。
(河合)