本日中学3年生の社会では、『1858年より、江戸幕府は「日米修好通商条約」に調印し、開国をして諸外国と貿易をすべきである。是か非か?』というテーマでディベートを行いました。

今、中学校の社会科では、全国教室ディベート連盟関東甲信越支部主催の秋季ディベート大会への参加を目指し、中学2・3年生の中から代表者の選抜を行っています。本日は代表者選抜の予選ということで、3年生がクラスごとにディベートを行いました。

開国の是非を問う今回のテーマ。大人にとっても難しい問いです。しかし、先日行った中間考査で「鎖国の是非」を小論文で書かせていたためか、生徒たちはある程度スムーズにテーマに取り組むことができていたようです。肯定側では主に技術・文化・経済の発展などが根拠として挙げられていました。一方否定側では、日米修好通商条約の日本側にとって不平等な側面や、開国によって生じる国内の混乱などを根拠として挙げているチームが多く見られました。

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授業はまだ江戸時代初期までしか進んでいないため、生徒たちは授業で学んでいないことを必死に調べ、自力で理解し、発表へつなげていました。このように、ディベートは調査する力・理解する力・論理的に表現する力を培うのに、大変効果的な活動だと感じています。それだけでなく、相手の主張の問題点を素早く見つける力や、相手の主張や質疑を踏まえて自分の主張を再構成する力など、現代を生きるために必要とされる多様な力が求められる活動です。だからこそ、調べることが得意な生徒、話すことが得意な生徒、頭の回転が速い生徒など、生徒がそれぞれの長所を発揮することができる活動でもあると、今日改めて実感しました。

ちょうど来週の6月6日(火)の2時間目には、オープンスクールで3年生学年代表の決勝戦をメビウスホールで行います。懸命にディベートに取り組む3年生の姿を是非ご覧ください。

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