英語の授業は習熟度によってスタンダード(初級)、アドバンスト(中級)、アカデミック(上級)に分かれます。テストをしてその成績でクラス分けをするのではなく、最初の数回はみんなで同じ授業を受け、そのようすを参考にします。
「読む、書く」だけでなく、「聞く、話す」を含めた4技能で英語力をとらえるドルトン東京学園には、このやり方が合っているようです。
もう1つ大きな特徴は、「生徒の希望を優先してクラスを決める」こと。慎重に易しめのクラスを選ぶ生徒もいれば、大胆にハイレベルのクラスにチャレンジする生徒もいますが、それでよいのです。年に2~3回クラス替えの機会があり、そのままのクラスで続けるかクラス替えを希望するか、そのときにまた決められるのですから(この、「自分で決める」ことを大事にしています)。
スタンダードとアドバンストは、日本人と外国人の教員がチームティーチングで担当します。「英語は小学校の授業だけ」という生徒にも安心のサポート。
アカデミックは、英語ネイティブ教員が担当するハイレベルな内容。もちろんオールイングリッシュです。
担当のリー先生が、ラボの紹介で教室に来たとき、1人の生徒が「あ、先生日本語話せるじゃん!」と叫びました。リー先生は英・中・日のトライリンガルで、日本語も巧みに操ります。
「ぼくは日本語を話さないとは言ってないよ。英語の授業中は英語しか使わないっていうだけ」との先生の答えに、なぜかちょっぴり悔しそうな生徒の表情が可笑しくて…。何だかだまされたような気がしたのでしょうか。