金曜6,7時間目のテーマラボの1つ、「イスラームを知る」のクライマックスは、代々木上原のモスク(イスラーム礼拝堂)東京ジャーミィの見学です。

広報担当の下山さんから伺うイスラーム文明の深さと広がりに圧倒されます。数学・化学・食品や園芸まで、イスラーム文明に由来するものが、私たちの身近にこんなにあふれているなんて。

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構内見学の最後は礼拝所の見学。タイミングを合わせていただいたのか、ちょうど夕刻の礼拝が始まるところでした。

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アザーン(礼拝に集まるよう呼びかける声)が美しい旋律に乗ってまるで歌声のように朗々と響き渡ります。引率で同行した英語科TAのグスティ先生は、インドネシア出身のイスラーム教徒。モスクに入る前に身を浄め、祈りの列にすっと加わっていたのが印象的でした。

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礼拝の後の質疑応答、モスク内の装飾や男女の礼拝参加の仕方の違いなど、ドルトン生はよく見て、よく尋ね。よく聞いています。「残念なことに日本で広まっているイスラームのイメージは、ヨーロッパのフィルターがかかっている。先入観を持たずに、イスラームを知って、理解してほしい。」という下山さんのメッセージが、深く心に残りました。

後で生徒たちから寄せられた感想には、実際に自分の目で見て体験することの大切さや、中学生相手だからと言って全く手加減することなしに熱く深いお話をしていただいたことへの感謝の気持ちがつづられていました。

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