この下の写真、何に見えますか?

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ガラスケースの中の建物の模型…そんな感じですよね。

実はこれ、中3のAくんが作った神社の模型なのですが、素材は何と手づくりのクッキーです。材料を案配して色を変え、型抜きして焼いたクッキーを組み立てて、精巧なな神社に仕上げました。白く砂糖のかかった部分は、溶け残った雪を表現しているようです。

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とくにすばらしいと感じるのは、Aくんがこれを家庭科や美術の課題として作ったのではなく、ただ「面白そうだ。やってみよう」という動機だけで手がけ、完成したこと。自分の興味・関心から発してとことん探究する、ドルトン東京学園が掲げる理想の学びの形だということです。

クッキーで神社を作ることが、何か教科の学習や大学受験に直接役に立つか、というとおそらく立たないと思います。しかし、彼が試行錯誤を重ねて作品の完成に至った過程には、たくさんの気づきや学びがあったはずです。そういう生徒が本校で学んでいるということに、私たちは幸せを感じます。

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