時折このブログでもお伝えしている、理科室のウーパールーパーたちの近況報告です。

体長は2㎝から大きいものでは5㎝近くまで成長しました。

色は飴色がかった半透明、特徴的なエラが胸元に飾りのように広がっています。

じっとしていたかと思うと、尻尾を波打たせて小魚のように素早く泳ぎます。

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休校中の生徒に代わり、理科の先生がこまめに立ち寄って世話をしています。

「もうちょっと大きくなったら、欲しい生徒に分けてあげられるかな。」

「新学期のアサインメント課題は“ウーパールーパーの飼育と観察”にしましょうか。」

などと、冗談交じりに話しています。

3月5日発売「プレジデントFamily 2020春号」で、本校が紹介されていました。

特集記事『プロは知っている!本当にお薦めの「中高一貫校」』冒頭の、

「21世紀型学力を育む学校トップ10」の1つに挙げられています。

開校して1年足らずの本校ですが、生徒の潜在力を信じ、主体性と創造性を引き出すこれまでの取り組みが、新しい時代の教育の一翼を担うものと評価していただいたようです。

ドルトンプランを実践する、日本で唯一の中高一貫校。

これを励みとして、新年度もさらに充実した学びの環境づくりをめざします。

暖冬のせいでしょうか、校庭の桜がもう満開です。

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3月2日から休校措置をとっている本校では、残念ながら生徒たちの目に触れることはありません。

人が見ていようがいまいが、常と変わらず美しく咲く。

そこに自然の持つ強さやたくましさを感じます。

本校の教員から生徒たちに向けて、Teamsを用いた近況確認と連絡、Zoomを使ったオンライン授業、自宅学習のヒント、電子書籍貸出サイトの紹介など、さまざまなアプローチが行われています。

教室にいなくても、先生や級友が側にいなくても自ら学びに取り組む強さ。

約1年間のドルトンの学びで培った力を、さらに伸ばす機会ではないでしょうか。

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休校に入り、生徒・教職員とも自宅待機となりましたが、早速Zoomを使った授業が部分的に行われています。

英語アドバンスドクラスでは、生徒がアンケートを取ってその結果を発表するという継続中のプロジェクトの進捗について、Zoomでフォローしました。

理科もいつも通りの時間割でZoom授業を実施しています。

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中等部1期生の社会科が、歴史分野の飛鳥~平安時代に入っています。

グループごとに時代を分担し、調べたことをまとめてクラスで発表する、この一連の流れによって知識を生きたものとして定着させるのが狙い。

地図や図解を使ってわかりやすいように工夫したり、中にはみんなの興味を引きそうな動画を導入に使ったりと、それぞれ知恵を絞っていますね。

「PowerPointのスライド作りは堂に入ったものですが、伝えるべき内容の理解や掘り下げがまだまだのチームが見られます」と、先生からは辛口のコメントが。

伝える技術以上に大事な伝える中身。今後の課題も見えてきました。

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第2期生の入学も間近に迫り、DSC(Dalton Student Council=生徒会)の組織づくりは着々と進んでいます。

生徒たちがめざしているのは「フラットな組織」。

権威や権限に頼らず、参加するメンバー一人ひとりの創意工夫を最大限に生かす…解の見えない課題に直面する時代に、最も力を発揮する集団のあり方の一つと言われています。

フラットな組織を十分に機能させるカギは、メンバー同士がお互いを理解しあい、活発にコミュニケーションをとること。

今日のミーティングは、互いのいろいろな面を知るために、「つなぎことばカード」を使った面白い工夫がされていました。

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年明けから「総合的な学習」の時間などで取り組んできたミライ研(未来洞察)、

クラス発表の中からとくに素晴らしかったものを選りすぐって、講堂で全体発表会を開きました。

ニュースの中から未来の兆しを見つけ、自分なりに予測した未来の形をみんなに伝える、というものです。

空飛ぶ車の実用化による空間利用の大変革、テロメアを修復し寿命を延ばす新薬の開発、新技術を使った3D映像、味覚VRの可能性など、生徒たちが描く未来はどれもがワクワクに満ちています。

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代表プレゼンターたちの発表は分かりやすく、聴き手の興味を引くものばかり。

これも日ごろから「自分で興味を持ったことを追求し、学んだことを周囲とシェアする」ドルトンメソッドで培われた力でしょうか。

最優秀に選ばれたMさんの発表テーマは「VRがすべてを補う世界」。

VR技術の進歩が人々の消費生活を変えるという、実現可能性の高さが評価されました。

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きみたちの構想力が未来を変えていくのだ、と感じる発表でした。

昨年末、サイエンスキャッスル関東大会で慶應大学薬学部賞を受賞し、中学生サイエンティストとして華々しく(?)デビューを飾った生物同好会。最近の活動も活発です。

ビオトープの中心となる池を掘ったり、

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クリーンベンチを使って細胞を培養したり、

 

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孵化したウーパールーパーが共食いしないよう、小さな容器に分けてあげたり、

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一人ひとりが自分の研究や役割に、責任をもって取り組んでいます。

これまでお伝えしてきたDalton Student Council(DSC=生徒会)立ち上げの活動、

今回は代表生徒たちが武蔵野大学附属千代田高等学院を訪問し、生徒会長からお話を伺いました。

いただいた貴重なアドバイスは、戻ってすぐに仲間とシェアします。

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訪問した生徒のレポートはこちら→

日本文化部の活動は茶道と華道。

それぞれ専門の先生をお招きして、ご指導いただいています。

今日のモチーフは早春の草花。

ユキヤナギや水仙など、いかにも春らしいすっきりとした姿でアレンジします。

「優雅にできましたね」とお褒めの言葉をいただいて、

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エントランスホールに飾り付けました。

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登校する生徒たちや、来校者の目を楽しませてくれます。

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