富士見では2017年度よりオーストラリアのSt Patrick’s College Townsvilleという女子校と文通プログラムを実施しています。
https://www.stpatscollege.qld.edu.au/

英語の練習になるだけでなく、気軽に文化交流ができるので毎年人気のプログラムです。
今年度はコロナウィルス感染症の影響により、Emailに切り替えて交流を開始しました。
中学2年生から高校3年生まで95名もの生徒が参加しています。
中学2年生にとっては1年間習ってきた英語を使って交流できる喜びもあり、「仲良くなれるように頑張ります!」と嬉しそうに言っている生徒もいました。

今回は、実際に2017年度から3年間このプログラムに参加していた2019年度卒業生、工藤雛さんに感想を聞きました。

私は、高1から高3までの約3年間、この文通交流の企画に参加していました。参加が決定した当初、私は英語は好きでしたが自分の英語力に自信がなく、正直不安が大きかったです。しかし、実際に交流を初めてみると、気づいたら「これ文通に書いたら面白いかな、喜んでくれるかな」などと普段から文通のことを考えるくらい、文通が学校生活の楽しみのひとつになっていました。歳も近いので話も合うし、日本とオーストラリアの文化の違いや、そこから生じる考え方の違いなどが面白かったです。
私が高3の時に、文通に参加している向こうの生徒さんが日本に遊びにくる機会があり、実際に会って交流することも出来ました。企画を一から考えるのはすごく大変でしたが、様々な日本の文化を体験してもらってより仲良くなれて話の幅も広がった気がします。
文通の良いところは、友達とのお手紙交換みたいな感覚で、場所も選ばないため他の国際交流行事より気軽に始められることだと思います。また、お互いの国のお金(1円や10円など)の交換をするなど、文化的な交流もできて、楽しみながら英作文の学習もできるという素晴らしい交流方法だと思っています。
英語は交流するためのただの道具であり、交流する主体は自分たちで、交流に必要なのは高い英語力ではなく、「交流したい、伝えたい、楽しみたい」という気持ちです。自分が何のために英語の勉強をしているのか、改めて考え直す良いきっかけにもなりました。

今後もこのような経験を生徒がたくさんできるようフォローしていきます。letters-460x341IMG_0249-460x345

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