中学2年生「ねりま探究」は、「住み続けられるまちにするために、私たちができることは何か」という問いのもと、練馬をフィールドに探究活動をしています。今回はNPO法人ママコモガーデンの栗原さんに「子育て」という視点で講演していただきました。

栗原さんは、江古田にmamacomoHOUSEという「あったらいいなを形にした」子供もママも気兼ねなく居られる空間や体験を提供する場を創出された方です。栗原さんは、子育てで自身が経験された気持ちや、その立場にいるからこそ気付く問題点を、そのまま流さず声にして行動し形にすることを続けていらっしゃいます。

一例としては、子育て中の方たちが「欲しいと思う情報」を得られるようにするためのHP作成があります。子育てママが欲しいのは、区や地区で区切られた情報ではなく、自宅から自転車で行ける範囲の情報やベビーカーで入れたり授乳スペースがあるお店の情報といった「利用者を中心にした情報」だという思いを形にしたものです。このように、こうであってほしいという気持ちを流さず声にすることの大切さを、生徒たちの学校生活にも置き換えて話してくださり、積極的に声に出し行動するには「勇気」と「情熱」が重要で、根拠のない自信で楽しんで進んでいくことだと生徒の背中を押してくださいました。

子育てという視点で住みやすいまちづくりに貢献されている事例のお話に留まらない講演で、生徒の心に響いたことと思います。ただ場を作ることだけでなく「寄り添うこと」で生まれる居場所を創ること、住み続けられるまちにするために、また一つ考えるべき大事な視点をいただけました。

20210614_150819-460x345 20210614_143652-460x345 20210614_143625-460x345 20210614_143424-460x345

ページ
TOP