高校1年生の地理総合では現在、交通の単元を扱っており、今回は「現代の航空交通」を学ぶため、LCCとハブ空港をテーマに授業を行いました。
授業は最初からグループワークに入ります。
1つ目のグループワークでは「なぜLCCは価格を安くできるのか?」という問いが提示されました。
各グループには、LCCと一般の航空会社の座席配置やサービス、機体の種類、折り返し時間などさまざまな視点から比較できる資料が配られます。
「座席種のバリエーションがあるのかな?」「1日にたくさん飛ぶから利益を出しやすいってこと?」「機種が少ないと何が良いのか?」など生徒は資料を使ってさまざまな視点から考えます。
2つ目のグループワークでは「なぜ人々はハブ空港を使うのか?」という問いを考えます。
このワークでは、自分が日本の地方都市(今回は秋田市)に住んでいるとして、海外旅行(今回はオランダ)にどうやって行くかを体験的に考えます。
実際に成田空港に来るとしたら何時間かかるのか?もっと便利な行き方はないのか?生徒はiPadを使って調べていきます。
「成田までどのくらい時間がかかるのか?」「前泊は必要なのか?」地方都市から成田を利用する不便さを感じる生徒が多くいます。
そこで「秋田空港から別の方法で行く手段はないか?」と教員が問いかけると、生徒は韓国・ソウルで乗り継ぐという方法に気付きます。
ソウルの仁川国際空港はアジアのハブ空港であり、日本の地方都市にも多くの路線を就航させています。
仁川国際空港では、乗継客へのサービスを向上させ、アジアの各都市からの乗継需要を吸収しています。日本の地方都市からの需要も例外ではありません。
こうして、ハブ空港の特徴と利用体験ができました。
地理総合では、グループワークやペアワークなども効果的に取り入れながら、さまざまな視点から世界・日本を捉える取り組みを行っています。IMG_1410 IMG_1413 IMG_1415 IMG_1416

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