今年度より、高校2年生の修学旅行は国内組と国外組に分かれて実施となりました。それぞれが2班ずつのグループに分かれ、国内組は1班が10月14日(月祝)~10月18日(金)、2班が10月15日(火)~10月19日(土)のそれぞれ5日間、北海道を訪れました。
どちらの班も羽田空港から新千歳空港へと移動し、主にアクティビティ体験や自然を体感できる場所、アイヌ文化の復興・創造を学ぶ施設などの見学を行いました。
前半の行程では新千歳空港から施設をめぐり、そこでは北海道の動物を見ることが出来たり、民族共生象徴空間「ウポポイ」では施設内のアイヌに関する展示品を見学したりしました。初日の夜には宿泊施設から打ち上げ花火を鑑賞することができました。「昭和新山」や「洞爺湖」などの大自然を体感したり、北海道の名産であるジンギスカンを専用の鍋で焼いて食べたりしました。
後半の行程ではアクティビティ体験としてラフティング、アドベンチャーパーク、ガラスリッツェンとオリジナルキャンドルの作成の3つに分かれて体験をしました。この日のお昼には自然に囲まれたロッジで道産牛100%のパティをつかったハンバーガをみんなで食しました。そのほかにも小樽・札幌市内の班別自主行動や「大倉山展望台」・「札幌オリンピックミュージアム」の見学、「羊ケ丘展望台」での記念撮影などを行い、北海道の広大な自然に触れ、おいしい食材や料理を満喫した5日間となりました。
国外組は1班が10月14日(月祝)~10月19日(土)、2班が10月15日(火)~10月20日(日)のそれぞれ4泊6日間、カナダを訪れました。
成田空港からバンクーバーへは直行便で約9~10時間の長時間フライトです。ほとんどの生徒が人生初の長時間フライトのため、はじめは緊張した面持ちでしたが、次第に慣れ、映画鑑賞をしたり睡眠時間に充てたりしフライト時間を楽しんでる様子でした。
今回の修学旅行ではバンクーバーを中心にスコーミッシュやビクトリアを訪ね、学校交流プログラムや班別自主研修などを行いました。
学校交流プログラムでは、各学校がとても温かく迎えてくれたのが印象的でした。プログラムの前半は同年代の現地学生とバディを組み、英語で授業を受けたり昼食を食べたりし交流を深めました。その後は、日本文化紹介として書道や折り紙、浴衣の着付けなどを現地学生に体験してもらいました。はじめは恥ずかしがっていたり戸惑っていたりする生徒が多かったですが、学んできた英語やジェスチャーを使って一生懸命に会話していくうちにコミュニケーションが取れるようになり、プログラム終了後には「きちんと話せました!」「すごく仲良くなりました!」「もっと英語を勉強しようと思いました!」などと嬉しそうに報告してくれる生徒が多くいました。
ビクトリアやバンクーバー市内での班別自主行動では、現地のファーストフード店で昼食を食べたりお土産を買ったりと各班で決めたスケジュールをもとに自由時間を楽しんでいました。お土産としてはスエットやパーカー、帽子が人気なようで、友人とおそろいで購入し翌日から早速防寒着として着てカナダを満喫している生徒が多かったです。
生徒たちはこのカナダ修学旅行で文化や大自然に触れ、国際的な見聞が広められるとともに日本の良さも改めて感じたようでした。