【初芝立命館高等学校】
10月中旬に高校2年生が、フィンランドへの修学旅行にいきます。
修学旅行中のプログラムに現地交流校での日本文化発表があります。
各業界の第一線で活躍されている方お招きし、
修学旅行の事前学習として、「日本文化再発見」特別授業をしていただきました。
俳句-宇多 喜代子 先生 (現代俳句協会)
俳句は、日本の明確な四季の循環を通して生まれた伝統的な定型詩であり
日本文化は全て四季の循環を基にして成り立っているので、
もっと上を見て生活することが大切だと気付かされました。
将棋-小林 健二 先生 (日本将棋連盟棋士 九段)
現役のプロ棋士の方を講師に迎え、
将棋の歴史や将棋のコンピューターソフトの現状などについて、
分かりやすく説明していただきました。
授業の後半では、棋士の年収といったプライベートな事柄にまで話題が及び、
「自分も棋士になろうかな」などという声も聞こえてきました。
チェスとの違いに着眼することで、フィンランドの人たちにも
将棋を分かりやすく説明できる、という視点を教えてくださった点が印象的でした。
和食-小畑 利樹 先生 (ヒガシマル醤油株式会社研究所)
和食に必要不可欠な「だし(うま味)」。
生徒たちは「昆布だし」「鰹だし」を実際に試食して、
次に「昆布だし」「鰹だし」を合わせた、「合わせだし」にして試食。
最後に醤油を入れ、和食を支える「淡口醤油」を味わいました。
和算-小寺 裕 先生(二代目福田理軒/和算研究家)
和算についての豊富な資料を用いての説明に、生徒たちも興味津々。
実際の和算が出題されると、即座にペンをとって計算を始める生徒もいました。
最後に、「この算額(和算の問題が記された絵馬)が解けたら食べてください」
と、算額に関係したお菓子をいただきました。
算額を解き、食べることができた生徒はいるでしょうか。
パフォーマンス・プレゼンテーション-瀬口 昌生 先生(大手前大学)
発表とプレゼンテーションの違い、
そしてプレゼンの基本「AIDEMAの法則」について学びました。
「絶対に必要なこと。それは、PLEASURE(ワクワクする気持ち)!」
という言葉が印象に残りました。
「日本文化再発見」という同じ素材(テーマ)でも、
料理の仕方(切り口)で、味(プレゼンのおもしろさ)は変わるという秘訣を学びました。
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