私は、毎週木曜日には武蔵大学で「人文地理学概説」の授業(2単位)を

担当しており、人文地理学の成果と手法について半期15時間の講義をしています。

こちらもコロナ禍の影響で約1か月遅れのスタートとなり、

先週で第13回目『不平等の地理学』をテーマに主に児童労働について考えました。

今回は、その一端を紹介しましょう。

児童労働とは、

「義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働」

を言います。

国際労働機関ILOでは4年に一度、世界の児童労働者数の推計を公表しており、

直近の2017年9月に発表されたILOの報告書

“Global Estimates of Child Labor: Results and Trends, 2012-2016” によると、

全世界の児童労働者は約1億5200万人(男子8800万人、女子6400万人)

と推計されています。

これによれば、世界の子ども人口(5~17歳)のおよそ10人に1人が

児童労働をしていることになります。

世界人口に対してこれを多いとみるか少ないとみるか認識の差によりますが、

それでも様々な努力でこの5年間に1億人も減っているのです。

 

【校長ブログ】児童労働を考える

 

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6月末、本校19期生が聖ヶ丘を訪れ、

後輩の皆さんへの参考にしてほしいと一冊の書籍を持参されました。

タイトルは『米国の冷戦終結外交 ジョージ・H・W・ブッシュ政権とドイツ統一』

(有信堂)、2018年に中央大学大学院法学研究科に提出・受理された

博士論文の一部をまとめたものです。

28歳という若さで法学博士号を取得した人を、私はこれまで知りません。

文系の博士号取得年齢が欧米の大学事情に合わせて早くなったとはいえ、

一般的には理学博士や医学博士と比べて文系の場合はある程度の研究実績と

経験を重ねてから取得するものと思っていました。

 

【校長ブログ】先輩に学ぶ

 

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高校3年生「記述模試」終了を待って、放課後の部活動が再開されました。

今のところ、中学・高校ごとに活動時間や活動場所など制約はありますが、

本校では「豊かな人間関係を築くと同時に、社会性を養い、

学業への意欲を刺激とする」ためと、部活動を位置づけています。

もちろん、中学新入生の皆さんにとっては、

部活動は学校生活の大きな魅力の一つだと思います。

ただ、文部科学省、スポーツ庁、文化庁など多くの教育関係者の間で

指摘・議論されているように、部活動の役割と位置づけについては、

偏った根性論や勝利至上主義、集団主義優先に走ることなく、

学校における「教育課程外」の副次的役割であること、学業を第一に考え、

それを補完する役割という意味を正しく理解しておくことも重要です。

 

【校長ブログ】部活動再開に思う

 

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NHKやTBSラジオ番組に、小説の朗読、ラジオドラマなどがあるのをご存知でしょうか?

こうした番組は、私が小学生高学年の頃からあり、毎週土曜日の夜9時、

兄弟姉妹が書斎に集まって聞いていたことを思い出します。

当時、遊び疲れた私には9時といえども、

眠くて途中で何度も夢の世界に旅立った経験もありました。

そんな中、印象的で今でも覚えているのは、森繁久彌さんと加藤道子さんの朗読と

古関裕而さんの音楽による「日曜名作座」です。

陳舜臣さんの『青玉獅子香炉』や野上 彌生子さんの『秀吉と利休』など。

他にもラジオで知った作品といえば小松左京さんの『日本アパッチ族』や

O.ワイルドさんの『ドリアングレイの肖像』などがあります。

兄や姉に交じってちょっぴり大人社会の仲間入りをしようと

背伸びしていた頃を思い出します。

 

【校長ブログ】ラジオで読む小説

 

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表題はフォトジャーナリスト吉田ルイ子さんの作品名で、

大学時代に読んだ中で印象に残る一冊です。

ジャーナリズムを志してコロンビア大学で学んだ彼女の

写真集にまつわるエピソードが綴られており、

読み進めて行く内に身体の熱さを感じたことを今でも覚えています。

教員になってからは、この想いを追体験してほしくて、

長い間、高校生の課題図書に指定していました。

 

【校長ブログ】ハーレムの熱い日々

 

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長い自宅待機、自宅学習が続いていますが、

皆さんの努力のお陰で学校再開へ向けて、少し光明が見えてきました。

今一つ、気を緩むことなく不要不急の外出を避けて、安全・健康に留意してください。

聖ヶ丘では、学校再開に向けて教職員一丸となって準備を進めていますので、

もうしばらく連絡をお待ちください。

ホームページおよび学年別登校日などを通じてお知らせします。

まずはともあれ、皆さんは「自学自習の確立」という本校の目標に向かって、

日々の学習に励んでください。

 

【校長ブログ】ブルキナファソに学ぶ➃

 

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在校生および保護者の皆様へ

政府・東京都の要請により、引き続き外出自粛と学校施設利用の禁止が続いています。

皆さんと大切な家族のために「感染しない」「感染させない」ことです。

そこで、「人と人との接触を8割減らすこと」「社会的距離を保つ」が

急務になっています。

感染症予防の意義を正確に理解した上で、皆さんのご協力をお願いします。

Cool Head, but Warm Heart!

 

【校長ブログ】石飛特別課題!

 

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本校ではこの時期、中学三年生全員がニュージーランドに2週間ホームステイに行きます。

最近では珍しくなった「1家庭に1人」ですので、

皆、学校で培った生きた英語の実践が必要となる大イベントです。

 

今日は2月21日にニュージーランドホームステイに出発した中学3年生から、

来年度ホームステイに行く中学2年生へ、TV電話を通じてのレポートがありました。

向こうでの授業や、家庭での様子、日常生活の様々な違いなど、

リアルタイムで共有することが出来ました。

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これからも多摩大聖では「つながるICT」を実践していきます。

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