日出学園小学校では、週3時間の体育のうち、1時間が合同体育です。
合同体育は、体育の専科教諭と担任とのT.T.により、一学年全体で取り組む体育です。
100名以上の大人数で、スケールの大きさがクラス体育とは違います。
また、身体を鍛えたり、球技などの技術を覚えたりするような、教科としての目的だけでなく、
クラスの枠を超えて、人数が多くなればなるほど、規律や道徳観もより養えるようになります。
さらには、多くの友達との関係も築くことができるのも合同体育の利点です。
合同体育では、運動会の団体競技、ダンスの練習や球技大会の練習の他、
リレーや身体づくり、短縄跳びや長縄跳びなど
大人数ならではの単元が毎年計画されています。
今日の4年生の合同体育はリレーです。
チャイムとともに整列も完了し、早速準備体操が始まりました。
「いち、に、さん、し」「ご、ろく、しち、はち」
とても元気の良い掛け声です。
説明を聞いた後、最初に男女に分かれて2回クラス対抗リレーを行いました。
広いグラウンドに、小さめのトラックが2つ。
なぜ、小さいの?こんなにグラウンドは広いのに?
短い距離を何回も走らせたい。
足の遅い子の負担にならないように、差がつかないようにしたい。
移動に時間をかけず、指示を通しやすくしたい。
体育専科のそんなねらいが感じられます。
そして最後に男女混合のリレーを行いました。
順位発表では、1位から4位のクラスまで、みんなに称賛の拍手が送られました。
足が遅い子は、みんなに迷惑にならないように走る。
足の速い子は、遅い子で差がついた穴を埋めるように走る。
それぞれが、クラスみんなのことを思って、ひとつになってがんばることができるリレーは、子ども達の心をも育てます。