日出学園小学校では、心の教育の一環として、手話教室を毎年開催しております。

10日ほど前に始まった手話教室も、本日最終日を迎えました。

最終日は、手話教室のまとめとして5年生が4年生に「たんぽぽ」の歌の手話を教えてあげました。

 

4年生は今日まで4時間、5年生は5時間の手話の授業を受けました。

5年生は「たんぽぽ」の歌を教わっただけではありません。

なぜ手話が必要なのか、手話での質問のやりとりなど、ちょっとした会話も勉強してきました。

また、音の聞こえない世界のことを聞き、想像し、その中で生きる方々のことを少しかもしれませんが理解できたようです。

そして、いよいよ「たんぽぽ」を4年生に教える時間を迎えました。

 

多目的ホールに集まった4年生と5年生がペアになり、5年生が4年生に「たんぽぽ」の歌の手話を教えました。

 

5年生は昨年同じように、今の6年生から教わってきました。

今度は逆の教える側になり、少し緊張気味でしたが、4年生がきちんと覚えられていると、誇らしさも感じました。

 

 

歌の全てが覚えられたところで、いよいよ先生方や参観のお母さん方の前で発表します。

4年生の緊張した発表を、隣にいる5年生は固唾を呑んで見守っていました。

無事に2番まで手話とともに歌い終えると、みんなが拍手をしました。

5年生もホッとしたことでしょう。

 

発表が終わった後、なんと教わっていた4年生からのサプライズがありました。

初日に教わった「手のひらを太陽に」の手話を5年生に披露したのです。

 

5年生は、限られた時間の中でしたが、4年生に教わって、最後はみんなで「手のひらを太陽に」を手話で歌って終わりになりました。

 

手話教室を通して、手話を必要とする方々の気持ちを知ることだけでなく、心を通い合わせることができました。

心の交流ができる手話教室を今後も続けていきたいと思っています。

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