永字八法(えいじはっぽう)
意味:『永』の字には、書に必要な技法8種(とめ、はね、はらいなど)がすべて含まれているということ。
私が高校生のときの日本史の資料集に小野道風(おののとうふう)の書が載っていました。
彼は、平安時代の人物で藤原行成(ふじわらのゆきなり)、藤原佐理(ふじわらのすけまさ)らとともに『三蹟(さんせき)』と呼ばれている人物です。
素人の私が見てもその字はすばらしいと思いました。
いったいどのような人なのだろうと思いをはせたのを覚えています。
字を見ると、その人の人となりを想像したくなりませんか。
閑話休題…。
本日から書き初め展が始まりました。
日本の伝統文化にふれながら、文字を正しく整えてかくこと、
互いに鑑賞し合い良さを認め合うことが目的です。
書いた言葉は
三年生が『うめの里』
四年生が『平和のかね』
五年生が『世界をつなぐ』
六年生が『自然に親しむ』
新年を迎えて、気持ちを新たにして書き上げた力作が並んでいます。
私もじっくり鑑賞させていただきましたが、子どもたちの力強い文字をみていると、
一人ひとりが力強く生きていけるような気がします。