毎日お弁当を作ることは、とても大変なことだと思います。
以前、小学校卒業間際の6年生のおうちの方にアンケートを行ったところ、お弁当について、こんな声が聞けました。
「お弁当ということで、大変かなとも思いましたが、親子の繋がりが増し、良いコミュニケーションになったように思います。結果的にお弁当を通して学ぶことがありました。」
「お弁当は、毎日のことで朝が早く大変でした。しかし、食に関することは、親が子にしてあげられる大切なことです。私は、子どもにとって良い親とは言えないのですが、おかげで毎日の手作りのお弁当を持たせることができました。」
今日は、学年最後のお弁当。
あわせて、兄弟ランチタイムです。
1・6年、2・5年、3・4年の兄弟クラスで、一緒にお弁当を食べました。
おうちの方も意識して作られたのか、ステキなお弁当が机に並びます。
下級生の中には、おうちの方の作った見事なお弁当を周りの子に話題にされ、嬉しいような恥ずかしいような表情をしている子もいました。
以前、私が受け持った子のお母さんは、その子がテストで間違えた漢字をご飯の上に海苔で表したお弁当を持たせていました。
また、おうちの方からメッセージが入っていた子も…。
「1年間、ピカピカに食べてくれてありがとう!」
工夫ひとつで親子の会話が生まれるのもお弁当です。
帰宅した子ども達は、1年間のお弁当作りに感謝して、おうちの方へ「ありがとう」と言えるでしょうか。
これからも、お弁当が親と子のコミュニケーションの一つとなることを願っています。