今は空が淡く白みがかっていますが、
明日からは梅雨の晴れ間がしばらく続くようです。
本日は書写の授業風景をご紹介します。
書写室にお邪魔すると、そこでは3年生が
自分の名前を書く練習をしていました。
まずは一人ひとりにお手本が配られます。
実はこのお手本、事前に書写の先生が
全員分を書いて用意しておいたものです。
印刷をしたかのように美しい字で書かれており、
子ども達は予想外のプレゼントにとても喜んでいました。
半紙を何度か折りまげて、
何度も練習できるようにしたら
墨汁を入れ、いよいよ筆を取ります。
細い筆なので鉛筆を持つときのように
手を机に付けて書く、もしくは左手を枕にして書くと
安定した筆進みになるそうです。
子ども達は教えられた通りに名前を書こうとしますが
なかなかお手本のように上手く書けません。
しかし、何度か練習を重ねていくうちに
適切な筆圧になってきて太かったり細かったりした字が一貫性を帯びてきたり、
字の配置のバランスも余白を上手く使えてくるようになってきました。
器用さに差はあれど、
一所懸命、『正しさ』を求めることに関しては
どの子どもも同じ気持ちなんだと改めて感じました。
その気持ちに対して我々教師陣も『正しい』アプローチをして、
上手くやる気を引き出してあげたいものです。
正しい『書写力』を学ぶなかで
物事に取り組む姿勢の変化を垣間見たような気がしました。