週末からの台風の前兆でしょうか、

本日は朝から天気が愚図ついていて、

せっかくのきょうだいランチタイムも、

内遊びのみで終わってしまいました。

放課後、学園の職員希望者で

エピペンの講習会が行われました。

エピペンとは医師の治療を受けるまでの間、

アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、

ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)です。

※エピペン公式ホームページより転載

 

記憶に新しいところでは2012年12月、

調布市の小学校で重度の乳アレルギーであった

女の子(5年生)が給食で出された

粉チーズ入りの『じゃがいものチヂミ』を食べて亡くなっています。

この時、女の子には専用トレーに除去食が用意されていました。

しかし献立表に「食べてはいけないよ」というお母さんの印が付いていないからと

女の子に普通食のチヂミのおかわりを要求され、

担任は「大丈夫か?」と確認しつつも、

保護者の了解があるならと

おかわりを渡してしまったそうです。

万全の体制をとっているつもりでも、

食べる食べないというのは最終的に

本人の決定によるところが大きく、

判断力の乏しい小学生では

このような事件が起こらないとは断言できません。

 

しかし万に一つ、そのような事態に陥ってしまったときでも

命を救うことはできます。

この時の事件も、

担任がエピペンを打つのを女の子の判断に任せてしまい、

女の子に「違う。打たないで」と言われた担任は医師の到着まで

何もすることが出来ず女の子を死なせてしまいました。

エピペンについて正しい知識を持っていれば、

女の子の言葉に惑わされず、

大人の判断基準で応急処置ができていたかもしれません。

 

今、小学生の700人に1人は

重度のアレルギー患者だと言われています。

私たち日出学園の職員一同は、

このような悲惨な事件を繰り返さぬよう

努めてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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