皆様、「市川市の木」というのをご存知でしょうか。
京成電車の市川真間から鬼越近辺に
クロマツが数多く見られます。
大きなお屋敷の庭や
奥深い路地の道端に点在していて
市川市独特の景観を形作っています。
現在、外環道路の建設に伴い
市川砂州の中間部(菅野三丁目から平田二丁目まで)では
大規模な工事が行われています。
そこに植えられていたクロマツは
東日本高速道路株式会社の資料によると、
『現在の生育位置で保護29本
移植が可能26本
移植が困難66本
更なる調査が必要41本(平成16年度調査)』
というふうに記されています。
この数字を見る限り、
数本のクロマツは残るものの
この地域で群生のクロマツをみることは
叶わなくなるでしょう。
このような経緯もあって
日出学園小学校では2003年から
敷地内でクロマツを育てています。
種から育てたクロマツを子どもたちが
代々後輩へと託していき
今では写真のように大人の身長を遥かに超える高さとなりました。
また外環が完成した暁には
そのクロマツの苗を国土交通省とNEXCOに引き渡し
移植してもらうようお願いしています。
今月15日~29日まで
市川クロマツ会写真展という催しを
JR市川駅南口ザ・タワーズW棟45階で行っています。
当校の育苗記録の紹介等が展示されておりますので、
近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。