3校時の授業が終わって休み時間になりました。

子ども達はいつも通り

思い思いの場所へ遊びに行きます。

 

休み時間も半ばに差し掛かったころ、

突然校内中にサイレンが鳴りました。

いつもは授業中、クラスの皆が一緒にいる時に

行われてきた避難訓練ですが

今日は様子が違います。

 

職員室からグラウンドの様子を見ていたのですが、

放送が入ってもしばらく遊び続けてしまっている

子どもが見受けられました。

普段の避難訓練の際に言っている

頭を守る物がなかったら

手で頭を覆うというのも

出来ていない子がちらほらいます。

グラウンドに全員が集まると

校長からお話がありました。

「地震はいつ起こるか分かりません。

今日は休み時間に訓練を行いましたが、

皆さんはどこにいましたか?

廊下や階段にいた人は?(挙手させる)

どのように身を守りましたか?

通路の真ん中に寄れましたか?

壁が崩れたりしたら大変ですね。

踊り場のような広い場所に出れましたか?

階段の途中でしゃがみこんでいたら危険ですね。」

実際に今回のようなタイミングで大きな地震が起こった際、

自分達で状況を判断し動かなければいけません。

実際に起こりうる様々な状況を体験させ、

子ども達の判断力を上げると共に、

危機感を持たせ続けることが、

良い避難訓練と言えるでしょう。

 

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