日出学園は、2日の創立記念日をもって80周年を迎えました。

土曜日の朝は、小中高の児童・生徒が舞台のあるアリーナ1に集合して、

創立80周年記念式典が行われました。

式典では、日出学園園歌の斉唱と学園長の話がありました。

学園歌の斉唱では、小学校の吹奏楽クラブが伴奏し、元気いっぱいの歌声がアリーナ1に響き渡りました。

また、学園長は、日出学園の創立当時の経緯や様子、市川市や読売ジャイアンツと同じ80歳であることや、

児童・生徒のこれからの活躍を期待していることを話しました。

 

さて、私の覚えている日出学園は、

幼稚園が菅野駅近くにあり、曲がりくねった所がちょうど正門でした。

道からは園庭がのぞけて、幼児が砂の上を元気に走り回っています。

芝生の上では先生と幼児が、何か(お菓子のようなもの)をつまんでお話をしています。

そして、楽しそうに笑っています。

 

道なりに進むと、四つ角になります。

左に行きますと中学高校の壁が続いています。

低い壁ですので、庭に植えられている草木がよく見えます。

体育館が今の小学校前の駐車場付近にあったので、

中学生や高校生が体育館履きを持って移動してきます。

大変だなあと思いながらも、みんな楽しそうです。

すれちがうときに「こんにちは」と声をかけてくれます。

小学校のときは小さな子だったのに、大きな靴を持って太い声になっても挨拶をしてくれます。

・・・・・・・・・・昭和33年完成の小学校校舎・・・・・・・・・・

 

中学高校の正門前を右に折れると、なだらかな坂になり、正面には小学校の正門があります。

小学校は変わったつくりで、建物の下の通路を抜けると職員入り口になります。

左手には校舎が並び、二階建てです。

・・・・・・・・・昭和49年完成の小学校校舎・・・・・・・・・・

 

建物と建物の間には中庭があります。

人工芝の中にジャングルジムと鉄棒があります。

低学年の子が鉄棒で逆上がりを練習しています。

教室校舎の向かい側の校舎は図書室と三階は5、6年生の教室です。

教室と教室の間にはバルコニーがあります。

20畳ほどの広さがあり、女の子たちが縄跳びをしています。

建物はとても古いのですが、子どもたちの声は活力に満ち溢れています。

 

古くなった建物の建て直しのため、校庭に仮校舎が立てられました。

校庭は半分になり、子どもたちの遊び場は狭くなりました。

それでも子どもたちは遊びを工夫して楽しく遊んでいます。

運動会も今までの半分の広さで大丈夫かなと心配されましたが、

みんなの協力のおかげで、無事、いつものような運動会ができました。

大雨で運動場が水浸しになったとき、板を渡して仮校舎に移動したのもいい思い出です。

 

平成になり鉄筋の三階建て、地下一階の立派な校舎ができました。

当時の六年生は半年だけの新校舎生活でしたが

新しい校舎を経験できた喜びは大きかったようです。

中庭の小グラウンドは低学年用のグランドです。

毎日ドッヂボールをしているようすが目にかびます。

・・・・・・・・・・平成4年完成の小学校校舎・・・・・・・・・・

 

まだ新しかった校舎がなくなる!

もったいないなあ。

外環道路の建設予定は変わることなく、日出学園も移動せざるを得ませんでした。

今の校舎が出来上がりました。

いろいろなことが考えられた校舎です。

思い出の赤山はなくなりました。

藤の木も形を変えました。

変わっていくことは時代の流れの中でいたし方のないことです。

しかし、時が流れても変わらないであることもあります。

それが一年一年の積み重ねです。

80年の積み重ねは、いろいろな経験を元に積み重ねられた貴重な財産です。

これからも一つ一つ、財産を積み重ねていきたいです。

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