今日は理科の授業をご紹介します。
本校では、5年生から理科の専科授業が始まります。
実験も多くなっていくため、専科と担任でのT.T.(チーム・ティーチング)で行っています。
また、理科室では、3台のモニターを利用して、教師の手元がよく見える工夫がされています。
今日は6年生が電気を貯める実験をしていました。
まず、手回し発電機で30回まわし、コンデンサー(蓄電器)に電気を貯めます。
たまった電気を豆電球に流して、何秒間光るかを計ります。
これは、光り続ける時間でコンデンサーに貯まっている電気の量を調べています。
手回し発電機はまわし方やまわす回数によって蓄電が変わってきます。
まわす回数を2倍の60回に増やすと、光る時間も約2倍になり、蓄電量も約2倍になっていることも分かりました。
今度は、最近話題のLEDで試してみます。
結果は、同じ30回の蓄電量で豆電球よりも大幅に長く光り続け、児童は予想外の光る時間に驚きと「まだ消えるな~!」の声で教室内があふれました。
今回の実験を通してLEDは「省エネで明るい」という知識から、実感に変わりました。
身近に使っているものも、意外と仕組みを分かっていないことも多いものです。
実験を通して、学ぶものはたくさんあります。
今回の電気の学習を通して、ある児童から、学習前に先生が口うるさく言っていた
「電気があれば磁力、音、光、熱ができる。逆に磁力や光や熱から電気ができる」の意味が分かり、その体験ができてよかったです。
という感想がありました。
これからも、児童の身近な体験や発見を大切にし、授業に取り組んでいきたいと思います。