本日、6年生を対象に二見校長の特別授業が視聴覚室で行われました。
まず、スクリーンに映し出されたのは『沖縄』の文字。
「皆さんは沖縄といったら何をイメージしますか?」
子ども達からは「暑い」「珊瑚」「パイナップル」「シーサー」など
色々な意見がでました。
「今は沖縄の観光名所や特産物について意見がでましたね。
けれど、今日は違う面を取り上げます。
今からひとつの曲を聴きます。知っている人もいるかな」
そう言って森山良子さんの歌う『さとうきび畑』が流れました。
ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
この曲は一人の少女が主人公です。
少女は沖縄戦で死んだ父親の顔を知りません。
成長した少女は父親の面影も求めてさとうきび畑へ赴きます。
しかし、畑には今日もいつもと変わらぬ風景があるだけでした。
少女の悲しみは涙が乾いても消えずに残り続けます。
曲を聴いた後、沖縄戦に関する様々なことを学びました。
対馬丸という疎開船があったこと。
ひめゆり部隊という女学生で構成された学徒隊があったこと。
子ども達は過去の惨劇を自分達のことのように考え、
真剣に話を聞いていました。
中学校進学前に、特別授業で人間として大切なことを学ぶことができたようです。
学んだことを胸に刻み、大空へはばたいていってほしいと思います。