札幌市内大通りにある劇団四季劇場に、通学生は現地集合現地解散、寮生は寮からバス往復という形をとって実施されました。当日は心配されたお天気も持ち直し、秋風漂う創成川沿いに立つ、四季劇場に生徒達は続々と集合し無事開演を迎えることが出来ました。今回は劇場貸し切りという形をとり、保護者の皆様にもご案内をし、親子で思い出を共有するまたとない機会ともなりました。
ミュージカル『オペラ座の怪人』は劇中劇で幕を開け、少々中学生には難しいところもありましたが、大仕掛けな舞台装置、俳優さん達の素晴らしい演技、歌唱力・声量に魅せられ、あっという間に二時間半は過ぎてしまいました。
清らかな美しさに輝く歌姫クリスティーヌをめぐり、愛を奪い合う青年子爵ラウルと、怪人ファントム。十九世紀中頃のパリオペラ座を舞台に、二つの愛の真実とその交錯を見事に描きった悲劇の物語は、高校生には深く共感されたようでした。中学生にとっても、本格的なミュージカルに触れたことは大きな収穫になったと思われます。