01 今年度もHokurei Science Project(Sプロジェクト)の一環として、5月8日(木)から9日(金)にかけて、中学2年生(39期生)がJAXA研修に参加しました。つくば市のJAXAをはじめ、日本科学未来館、CYBERDYNE STUDIO、国立科学博物館を訪れ、日本の最先端科学技術に触れる貴重な機会となりました。JAXAでは、「きぼう」の運用管制室や宇宙飛行士の訓練施設を見学し、ロケットや宇宙開発の歴史について学びました。宇宙服や訓練内容の説明に生徒たちは真剣に耳を傾けていました。CYBERDYNE STUDIOでは、世界初のパワードスーツHALを実際に装着し、その仕組みを体験し、国立科学博物館では地球や生命の歴史を、日本科学未来館ではiPS細胞や環境問題、生成AIの未来などについて体験的に学びました。難しい内容も多く含まれていましたが、生徒たちは積極的に学び、科学技術への関心を深めていました。今回の体験が、将来の進路や学びへの大きな刺激となることを期待しています。

11 本校のグローバルリーダー養成プログラム「Gプロジェクト」の一環として、中学3年生(38期)の「京都奈良研修旅行」が、2025年5月7日(水)から9日(金)までの2泊3日で実施されました。今回の研修旅行では、奈良公園(東大寺)、法隆寺、興福寺、薬師寺、平等院、嵐山、龍安寺、金閣寺、河村能楽堂、二条城、銀閣寺、清水寺と、多くの歴史的文化財を訪れました。生徒たちは、実際に目の前に広がる建造物や仏像、風景に圧倒され、現地ガイドの丁寧な解説を通して日本の伝統文化の奥深さを実感していました。
また、京都大学に通う外国人留学生との交流研修も行われました。嵐山で一緒に昼食をとり、その後の龍安寺や金閣寺の見学では英会話を交えながら交流を深めました。初めは緊張して言葉が出てこなかった生徒たちも、次第に笑顔で会話を楽しみ、留学生を囲んで積極的にコミュニケーションを取る様子が印象的でした。
この交流を通して、生徒たちは来年度実施予定の「ハーバードキャンプ」や、再来年度に予定されている、ハーバード大学での「グローバルリーダー養成プログラム」に向けて、大きな成果を得ることができました。今後の英語学習への意欲もさらに高まることが期待されます。さらに、今回の研修旅行では、集団行動や協調性の大切さも学ぶことができ、生徒たちにとって来年度の大学見学ツアーやアメリカ研修旅行へとつながる、実りの多い時間となりました。
このような貴重な経験ができたのは、保護者の皆様のご理解と、現地で支えてくださった多くの方々のご協力のおかげです。生徒たちには、感謝の気持ちを忘れず、これからも一歩一歩成長していってほしいと思います。

06 5月2日(金)3時間目、中学1~3年生を対象に半﨑美子さんによる寮歌「道なき未知へ」の歌唱指導が行われました。半﨑さんを迎えるにあたって、音楽の授業や直前の2時間目にたくさん練習を重ねてきました。そして、半﨑さんご自身の丁寧なご指導のもと、練習を繰り返すうちに、これまでにないほどのボリュームで気持ちのこもった合唱を行うことができました。その歌声は半﨑さんの心を深く揺さぶり、会場全体が大きな盛り上がりを見せました。  歌唱指導後、半﨑さんからサプライズとして、「サクラ~卒業できなかった君へ」と、先日NHKのど自慢大会でも披露された「地球へ」をピアノ弾き語りで披露してくださいました。「地球へ」という曲は、本校の卒業生である山口知也さん(8期生・国連職員)が「半﨑さんに国連本部で歌っていただきたい」と熱望し、先月、ニューヨークの国連本部で披露されたという、北嶺と半﨑さんの深い繋がりを示すエピソードも紹介されました。終盤には生徒からのアンコールが起こり、半﨑さんは急遽「明日への序奏」を披露してくださいました。約1時間という短い時間でしたが、生徒たちは半﨑さんの生の歌声や演奏に深く感動し、前へ進む勇気や希望をもらいました。
本校の芸術教育プロジェクト「北嶺カルチェラタン」では、このように、生徒たちが本物の芸術に触れ、自ら表現する機会を積極的に提供しています。私たちは、これらの貴重な経験を通して、生徒たちが豊かな感性を育んでくれることを心から願っています。

02 4月30日(水)、前衆議院議員の和田よしあき先生による中学1年生から高校1年生を対象とした講演会が開催されました。和田先生の自己紹介から始まった講演は、生徒たち一人ひとりの意識に深く問いかける内容となりました。
北海道の未来を「自分ごと」にしてほしいということで、和田先生は北海道新幹線延伸の遅れやオリンピック招致撤退といった、地域にとって重要な課題を挙げられました。傍観者ではなく、社会の一員としての当事者意識を持つことの重要性を強調する力強いメッセージは、生徒たちの心に深く響いたことでしょう。続いて、和田先生は政治の役割について具体的に語られました。日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」へのアクセス向上に繋がる道路整備や、北広島市の新駅設置が地域発展に大きく寄与するという事例を紹介。さらに、子育て支援や少子化対策、日本の安全保障、そして最先端半導体製造を目指すラピダスといった国家レベルのプロジェクトにも触れ、「政治には、私たちだけでは成し遂げられない大きなことを変える力がある」と熱く語りました。講演会後には、和田先生と生徒たちによる座談会が行われました。ここでは、和田先生が政治家を志したきっかけから、選挙、外交、株価、少子化、そしてトランプ政権に至るまで、多岐にわたるテーマについて鋭い質問が次々と飛び出しました。和田先生は一つ一つの質問に真摯に向き合い、丁寧に、そして分かりやすく答えてくださいました。この講演会と座談会を通して、未来を担う若い世代である北嶺生が政治に関心を持つ、貴重な一歩となることが期待されます。

03 4月29日(火)、名古屋サクラクリニックの野田泰永先生をお招きし、メディカルスクールとして中学1年生と2年生を対象とした特別授業が行われました。毎年恒例となっている野田先生の授業は、今年も生徒たちにとって忘れられない貴重な学びの機会となりました。
中学1年生に向けた授業では、がんについて基礎から丁寧に解説していただきました。病気のメカニズムだけでなく、予防の大切さ、そしてがんと向き合う患者さんやそのご家族の気持ちなど、深く温かいメッセージが生徒たちの心に響きました。
中学2年生は、肺がんについての専門的な講義に加え、外科手術における縫合体験、さらには最先端の手術支援ロボット「ダビンチ」についての紹介を受けました。実際に医療現場で使用される技術に触れることで、生徒たちは医療の進歩と可能性を肌で感じることができたようです。
今回の特別授業は、普段の授業ではなかなか得られない「本物に触れる」貴重な機会となりました。第一線で活躍されている医師の生の声を聞き、最新の医療技術に触れることで、生徒たちの知的好奇心が刺激され、将来の選択肢を広げる一助となることを期待しています。

03 6月3日(月)の6時間目に中体連・高野連等壮行会が行われました。中体連・高野連等の大会に参加する部活動と、先日実施された大会で全道大会に駒を進めた柔道部員が参加しました。各クラブが大会に向けた気持ちを漢字2文字で表した紙(一本、気合、必勝、果敢など)を掲げ、その2文字を大声で読み上げ、その後、主将より抱負が述べられました。多くは中学3年生ということもあり、高校生を中心に励ましの声援が飛び交う中、緊張しつつも気合いが入ったものとなりました。各部の抱負宣言に引き続き、校長先生から選手たちに激励の言葉が贈られました。どの部活動も、北嶺らしいプレー、つまり「目は高く 足は大地に めざすなら高い嶺」の精神や、柔道とラグビーの校技で培った、礼儀正しさやチームプレーの精神を忘れずに試合に臨んでほしい。相手や運営に関わる方への感謝の気持ちを忘れることなく、自分を信じ、仲間を信じ、チームとして一丸となって試合に臨み、完全燃焼してきてほしいと選手たちを鼓舞して下さいました。中学3年生にとっては中学生として最後の公式戦、また、高校3年生の野球部員や柔道部員にとっては北嶺生活最後の公式戦となります。選手たちには、1つでも多く勝ち進むことを期待しています。

06 (1) 5月17日(金)、本校体育館で半﨑美子さんによる寮歌「道なき未知へ」の歌唱指導が、中学1~3年生を対象に行われました。
昨年は全員が同じメロディーを歌う斉唱でしたが、今年は、各学年が音楽の授業でパートを分けた合唱に取り組んできました。本日は初めて全学年が集まっての合唱となりました。練習の初めは、歌い始めのタイミングをずらすなどパートごとの変化がある合唱のよさをうまく表現できていませんでしたが、半﨑さんの「まっすぐ声を飛ばし、高い山を皆が登っていく、これから険しい山を登っていく、雲を突き抜けたところに晴れ渡る空があるイメージを持ちながら、力強さを大事に歌ってみてください」との助言を受け、練習を重ねるうちに、各学年の声が大きく整っていき、最終的には非常に完成度の高い合唱となりました。最後に、半﨑さんに生徒の合唱と一緒に歌っていただき、半﨑さんから、「ハーモニーに感激しました。目に見えて変化していて、次回が楽しみです。」という言葉をいただきました。
歌唱指導後、半﨑さんは「道なき未知へ」「サクラ~卒業できなかった君へ」を披露してくださり、多くの生徒からのアンコールの声に応えて、急きょご自身のピアノ演奏による「明日への序奏」を歌っていただきました。圧倒的な声量や気持ちのこもったきれいな歌声に生徒は本物を感じ大きな感動に心が震えていました。
北嶺の芸術教育プロジェクト「北嶺カルチェラタン」では、さまざまな本物の芸術を鑑賞・表現する機会を提供しています。こういった機会を通して、生徒たちには豊かな感性を培ってほしいと願っています。

 

05今年度も、Hokurei Science Project【Sプロジェクト】の一環として、5/8(水)~5/9(木)、38期生・中学2年生が、つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ、日本未来科学館やCYBERDYNE STUDIO、国立科学博物館の見学など、日本の最先端技術を体感する「東京サイエンスツアー」に行き、日本の最先端の科学技術を学ぶことができました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーションの「きぼう」の運用管制室の見学をはじめ、日本の宇宙飛行士やロケットの歴史を学ぶことができました。実際の宇宙飛行士訓練所では、事前に全員で鑑賞した「宇宙兄弟」(2012)の撮影風景も展示されており、宇宙飛行士の服装の詳細やロケットの構造などのお話を、どの生徒も真剣に聞いていました。構内は広く、セキュリティも厳重であったことで生徒は「ホンモノを体験している」という肌感覚を味わうことが出来ていたようです。また生徒の中には「大学を卒業してここで働きたい」と感動して話している生徒もいました。
CYBERDYNE STUDIOでは、生体電位信号を読み取り動作する世界初のパワードスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)について学び、生徒全員が実際に装着してその動作を体感することができました。
国立科学博物館では、日本や地球の歴史、生物の進化、科学技術の発展、日本科学未来館では、iPS細胞や環境破壊、生成AIの未来などについて、体験型学習を行いつつ学ぶことができました。
中学2年生にとって大変難しい内容もありましたが、どの生徒も興味を持って見学をしている様子が見られました。このような経験を活かし、将来は日本や世界の科学技術の発展に十分貢献できるような人材に成長してくれることを願っています。

 

06

本校が取り組んでいるグローバルリーダー養成プログラムである「Gプロジェクト」の一環として、中学3年生(37期)の「京都奈良研修旅行」が、2024年5月7日(火)~9日(木)の2泊3日の日程で実施されました。
3日間とも晴天で天候に恵まれたもとで見学することができました。初日は奈良公園(東大寺)・法隆寺・興福寺、2日目は薬師寺・平等院・嵐山・龍安寺・金閣寺・河村能楽堂、3日目は二条城・銀閣寺・清水寺と盛りだくさんの内容でした。日本の文化の象徴とも言える有名な建造物・仏像・風景を実際に目の前にし、現地の専門のガイドさんの説明を聴き、日本の伝統文化の素晴らしさに生徒達は大変感動していました。
河村能楽堂では代表生徒が実際に能舞台に上がり、衣装をまとい、能面をつけたり、雅楽器を使わせてもらうなどの体験をし、最後に本格的な作品を鑑賞し、伝統芸能に魅了されている様子が印象的でした。
薬師寺では、笑いも交えながらのお坊さんのお話に惹きつけられた生徒は、将来の知識、情報、経験を自らの意志で養っていくことの大切さを学びました。
京都大学などに来ている外国人留学生との交流研修では、嵐山で共に昼食をとり、その後龍安寺・金閣寺で英会話を楽しみながら一緒に見学しました。初めは緊張して話しかけることをためらったり、スムーズに英語が出て来なくて困っていたりしていた生徒が、終盤では1対1で会話をする姿が随所で見られ、班員全員で留学生を囲んで楽しそうな雰囲気で研修を充実させていました。勇気を出して一歩、踏み出すことで、何かを伝えたい、話を聞きたいというコミュニケーションをとる上での大切な要素に気づいてくれたようです。再来年予定されているハーバード大学でのグローバルリーダー養成プログラムである修学旅行に向けて大きな成果が得られました。日常の英語の学習にもより一層、意欲的に取り組んでいくことができると思います。
また、今回の研修旅行では集団での行動や協調性を大切にすることの意味を十分に学ぶ事ができた研修となり、来年度の大学見学ツアーやアメリカでの修学旅行につながる収穫の多い研修旅行となりました。今回の研修旅行での貴重な経験は、保護者の方々のご理解や現地の方のサポートがあって成り立つものです。感謝の気持ちを忘れず、今後も一歩ずつ成長していってほしいと思います。

01 (1)

4月29日(月)の5時間目、愛知県名古屋市のサクラクリニックより野田泰永先生にお越しいただき、中学1年生を対象に北嶺メディカルスクールを実施していただきました。野田先生は31期卒業生のお父様で、北嶺でのご講演も2020年から5年目となります。お忙しい中、北嶺ファミリーとして毎年北嶺生のためにお越しいただき、がん教育をして下さっています。
中学1年生にとっては初めての「北嶺メディカルスクール」の取り組みとなり、生徒たちは大変意欲的に参加し、真剣にメモを取ったり、野田先生から質問に積極的に答えたりしていました。野田先生からは、がん細胞とは何か、がん細胞が発生する仕組み、その原因などについて表や図、イラストや実際の写真などを示しながら丁寧な解説をしていただきました。生徒達にとってはまだ遠いところにあるように感じられるがんという病気ですが、野田先生のおかげで大変身近に感じられ、一人ひとり意識を高めることが出来ました。本日の時間を貴重な体験として心に刻み、健康と命の大切さについて学ぶとともに、進路選択の一助になることを願っています。

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