705月23日(土)と24日(日)の2日間、第37回北嶺祭が行われました。コロナ禍ということで、残念ながらすべてが例年通りということにはなりませんでしたが、換気・感染症対策を徹底した体育館での企画のほか、多くの校舎内企画を実施することができました。 中学生は「国」をテーマにクラスごとの展示を行いました。教室内の装飾のほか壁新聞やステンドグラス、アトラクションなど工夫を凝らしての発表でした。1年生ははじめての北嶺祭ということで、準備期間から一生懸命協力し、レベルの高い展示内容となりました。
高校生は3年ぶりの生徒バザーの実施となりました。かき氷やオリジナルドリンク、パフェなどの食事を、衛生・感染症対策を徹底したうえで提供することができました。父母会の皆様にもご協力をいただき、名物の「北嶺丼」のほか、海の幸をふんだんに使用した「青雲カレー」などもご提供いただきました。
また、3年ぶりの一般公開ということで、多くの保護者の皆様のほか一般のお客様も多数来校してくださり、大いに盛り上がった北嶺祭となりました。
今年の北嶺祭は生徒会執行部を中心に33期5年生が実行委員として企画・運営を行いました。多くの制限の中ではありましたが、可能な範囲で精いっぱい盛り上げようと頑張ってくれました。この伝統が後輩に引き継がれていくことを願っています。
来年の北嶺祭がどのような実施方法になるのかは現在のところは未定です。しかしどのような形でも、来年は34期生が中心となって今年に負けない、大いに楽しめる北嶺祭を企画・運営してくれると期待しています。

04 7月16日(土)、高校2年生バギー乗車練習会を行いました。教育施設として登録されている北嶺裏の私有林の林道を整備し、北嶺周辺の豊かな自然環境を有効活用するための取り組みとして、北嶺にはバギー車が5台用意されています。校舎裏庭の駐車場で練習会を行い、十分な技術を身につけた生徒には免許が交付され、その後晴れて林道での乗車が許可されます。今回は初回の練習会で、参加した生徒たちは初めは恐る恐るハンドルを握っていましたが、すぐに慣れとても楽しそうにバギー運転をしていました。2学期には2回目、3回目と練習会を行い、林道での乗車へとつなげていく予定です。
四季豊かな自然に囲まれた北嶺の環境を最大限に利用しながら、生徒たちが様々な体験を通して多くの視点から物事を見つめることができるような本物の体験の場を、北嶺では今後も積極的に提供していきます。

05 本校伝統の校技大会である第37回高校3年生柔道大会が7月15日(金)に本校柔道場で開催されました。柔道部主将、榊原誠君の選手宣誓の後、試合前後の手指消毒や畳の消毒などの感染症対策をした上で、個人戦4階級(軽量級、軽中量級、中量級、重量級)の試合が行われました。今年度もコロナ禍での大会であることを考慮し、トーナメント方式による勝ち上がりではなく、1人1試合という形で6年間を締めくくる大会として行われました。各生徒が6年間の柔道への取り組みの成果を出し切ろうと必死に戦い、手に汗握る試合の連続でした。全ての生徒が自分の力を出しきり、北嶺での柔道を終えることができました。
6年間の北嶺柔道の中で学んだ『精力善用』、『自他共栄』、『礼を重んじる精神』を残り少ない学校生活やこれからの人生の中に生かして活躍してくれることを期待しています。

01 (1) 7月11日(月)、北嶺8期の卒業生で、現在日本政府国連代表部一等書記官としてご活躍の山口知也さんの講演会を全校生徒が参加して実施しました。「ウクライナ情勢:国連の役割と限界」と題し、国際秩序の根幹を揺るがすロシアによるウクライナ侵攻を前に、「国連は役に立っていない」という批判があるがそれは正しいのか、そもそも国連の役割とは何か、国連ができることは何なのか、日本には何ができるのか、などについて、ニューヨークの山口さんからオンラインでご講演いただきました。山口さんからは、国際社会への理解について、「国際社会には驚くほど多様な立場・考え方がある。異なる国・人々の多様な考え・背景事情に関心を持ち、想いを馳せる気持ちを持ってほしい」というメッセージをいただきました。
また、山口さんが中心となってスタートする、「北嶺国連コース」についての説明があり、今回の講演会を皮切りに、オンラインでの「国連ワークショップ」、「模擬国連」への参加、実際に国連を訪問し研修、NY市内視察を通した多様性を学ぶプログラムについて語られ、多くの生徒が興味を持ちたくさんの質問が出されました。
激動の国際社会の中、今後生徒が活躍する様々な分野において「国際感覚を持つ人材」「多様性を理解し経験した人材」の重要性が増しています。北嶺はその基礎を学ぶ場として、多くの生徒が将来世界のリーダーとして活躍できるような環境を今後も用意していきます。

01 7月6日(水)に、札幌文化芸術劇場 hitaruで開催された、「人間国宝・歌舞伎俳優 坂東玉三郎 〜お話と素踊り〜」に、1年生から5年生の希望した生徒44名が参加しました。
今回の演目は歌舞伎ではなく「お話と素踊り」という内容で、坂東玉三郎さんのお話から始まり、富山清琴さんらの三味線に合わせて韻を踏んだ滑稽な歌が特徴の「勤行寺」、最後に三味線と胡弓に合わせた坂東玉三郎さんの素踊り「雪」というプログラムでした。特に最後の素踊りは、衣装は白い着物で、化粧は無しと、見る側の想像力をかき立てられる演目で生徒たちは印象深かったようです。
開演から終演まであっという間の90分で、とても有意義な時間となりました。生徒たちには、学習面はもちろん、芸術の分野に対しても造詣を深めることができるよう育ってほしいと願っています。

08 今年より始動した「北嶺カルチェラタン」の第一弾として、6月6日(月)に「関西フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者 向井航さんコンサート」を、全校生徒、保護者が参加して行いました。向井さんは北嶺中学校の卒業生であり、世界的に活躍するチェロ奏者であります。

今回は、こちらも世界的に有名なピアニストの松本和将さん、ヴァイオリニストの上里はな子さんにもお越しいただき、北嶺生のために素晴らしい演奏を披露していただきました。
モーツァルト、ピアノ三重奏曲「ディベルティメント3番」の圧巻のパフォーマンスから始まり、ヴィアニアフスキ「華麗なるポロネーズ第2番」では上里さんの圧倒的なヴァイオリンテクニックを披露していただきました。さらに生徒にもなじみのあるマルグリット・モノー「愛の賛歌」を向井さんに演奏していただいた後、フランツ・リスト「ラ・カンパネラ」では松本さんの世界最高峰のピアノ演奏を聴かせていただきました。最後に、メンデルスゾーン、ピアノ三重奏曲第1番より、第一楽章、第四楽章の3人の演奏で締めくくっていただきました。
向井さんからは生徒たちへ先輩としてのメッセージとして、「自分もかつては演奏を伝える側になるとは思ってもみなかった。やれば必ず夢はかなうと信じてほしい。」と伝えていただきました。向井さんたちの世界最高峰の演奏に生徒たちは大変感激し、割れんばかりの拍手喝采でコンサートは終了しました。
今後も「北嶺カルチェラタン」の取り組みを通し、生徒たちに同様の感動体験を提供して豊かな人間性の形成に繋げていきたいと考えております。

※出演者の詳細なプロフィールは本校HPに掲載しております。よろしければ、ご覧ください。

北嶺中・高等学校 – 学校法人希望学園 » 【北嶺カルチェラタン】関西フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者 向井 航さんコンサート (kibou.ac.jp)

04 北嶺の伝統的行事として、毎年6月に6年生寮生チームvs教職員チームによる朝野球の試合が行われています。それに先立ち、6月7日の昼休み、恒例の「巣たし状」を読み上げ、先生方に挑戦状を手渡すイベントが行われました。
本来は「果たし状」ですが、過去に先輩が「果」を「巣」と間違えて書いてしまったことから、北嶺では代々「巣たし状」と呼び、それを作って先生方に渡した上で試合を行うのが伝統となっているのです。
6年生32期生の全寮生が音楽室に集結し、代表の籔内龍馬君が大きな声で、「巣たし状」を読み上げ、井口副校長に挑戦状をたたきつけました。
毎年拮抗した、互角の戦いを演じている両軍の結果、果たして今年の勝敗はどうなるでしょうか。試合は6月10日(金)朝5時プレーボールです!

04

5月21日(土)、本校生徒の保護者であり、厚生労働省特別医療指導監査官の秋野桂先生にお越しいただき、「北嶺メディカルスクール/ビジネススクール」を実施しました。中学生から高校生まで150名を超える生徒が参加し、大盛況の講演会となりました。
秋野先生は「医系技官」として、質が高い医療の恩恵を国民全員が享受できるようにすべく日々奔走されています。今回は、医療・介護・福祉を提供するためのシステム作りや運用を担っているその「医系技官」という医師である行政官を中心とした、医師の多様なキャリアパスについて詳しくお話しいただきました。またそれに加えて、臨床医学後の開業、または新しい医療技術や医薬品開発企業の起業の際に必要な医学と経営学の考え方についても、MBA(経営学修士)の視点から解説していただきました。
医師を志す理系の生徒から、経営学、医療経営に関心がある文系生徒まで、多くの生徒が真剣に将来を考える大変貴重な時間となりました。秋野先生にはお忙しい中お越しいただき、心より感謝いたします。

06

参観授業は、昨年、一昨年と保護者の方々が来校する形での実施は控えてきました。今年度は感染対策を行ったうえで、保護者の皆様にご来校いただき実施することができました。2年間は授業を見ていただく機会がなく、中学生にとっては全学年初めての参観授業となり、多くの保護者の皆様にご来校いただきました。高校生の保護者の皆様にも、久しぶりにご子息が授業を受けている姿を見ていただくことができて学校としても安堵しているところです。ご来校いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
今年度は保護者の皆様の来校時間を短縮するため、参観授業を2時間目に設定し生徒の登校も1時間遅らせ、学年別保護者懇談会や父母の会総会、寮生学年別保護者会の時間短縮、寮生保護者会の総会を後日電子決済にするなど、工夫しての実施でした。
今後も感染対策を講じたうえで各種行事を実施してまいります。10月22日(土)には第2回参観授業を予定しています。こちらも多数のご来校をお待ちしております。

03

今回も、感染予防のために校内一斉放送にて終業式が行われました。

初めに、谷地田校長から全国大会に出場する中学テニス部と、全道大会に出場する中学柔道部の代表者に表彰状が手渡され、それぞれに上位大会に臨む決意を述べてもらいました。同じく全道大会に出場する高校ラグビー部は本日がまさに大会初日ということで不在でしたが、校長先生から紹介と激励の言葉がありました。続いて高校囲碁将棋部の全道3位、日本漢字能力検定協会から優秀団体賞の受賞、そして各種模擬試験の最優秀者の紹介がありました。
谷地田校長から、昨日終了した北嶺祭や6月の全校登山等、昨年はできなかったいろいろな1学期の行事が感染予防の工夫をしながら実施形態は変わらざるを得なかったものの何とか実施できた喜びと、そしてそのことに対する感謝の気持ちを大切にしてほしいとの話がありました。
最後に、いよいよ受験の天王山と言われる夏を迎える高校3年生への激励があり、夏休み中も感染予防を徹底して、夢に向かって日々歩んでほしいとの話がありました。
感染状況はいまだ予断を許しませんが、全生徒並びにご家族の健康を祈り、皆元気に2学期を迎えることができることを願って令和3年の1学期が終了いたしました。

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