1026道議会中学3年生の生徒たちが10月24日(火)、「HOKKAIDOプロジェクト」の一環として、北海道議会と北海道立近代美術館を訪れました。北嶺の「HOKKAIDOプロジェクト」は、生徒たちに北海道の自然や文化に触れる機会を提供し、北海道の学校の生徒としてのアイデンティティを育むことを目的としています。
到着後、まず生徒たちは新しくなった北海道議会を訪問し、議会事務局の方から詳しい説明を受けました。実際に議会傍聴席に座り、格式ある雰囲気の中で研修を受け、政治や選挙に関する話を聞くことで、政治に興味を持つ良い機会となりました。多くの生徒から質問も出され、北海道の議会についての理解を深める、大変貴重な時間を持つことができました。
次に、生徒たちは「北嶺カルチェラタン」の一環として、北海道近代美術館も訪れました。学芸員の方から美術作品についての講義を受け、その後、常設展示と2つの特別展を鑑賞しました。日本画で描かれた源平合戦や、漫画「美味しんぼ」のモデルになった北大路魯山人の書や陶芸の展示に、生徒たちははっと息をのみ、興味津々で観賞していました。
この研修は、天候にも恵まれ、生徒たちは芸術の秋を存分に楽しむことができました。北海道プロジェクトの一環として、自然や文化に触れる機会が提供され、生徒たちは新たな知識と経験を得ることができ、人間的な深みをさらに持ってくれたことと思います。

1021参観10月21日(土)、北嶺中・高等学校の参観授業が実施されました。5月に行われた第1回参観授業と同様、参観授業を2時間目に設定し、生徒の登校も1時間遅らせての実施といたしました。前日の雨とは打って変わって、やや肌寒さはあったものの天候にも恵まれ、北嶺の紅葉と共に北海道の秋らしい雰囲気の中実施することができました。多くの保護者の皆様にご来校いただきました。たくさんのご来校に感謝申し上げます。
参観授業に続いて学年懇談が行われ、それぞれの学年担当から生徒達の近況や学習状況、そして今後の取り組み等についての説明をしました。特に高校1年生は、来年3月のボストン・ニューヨークへの修学旅行について、谷地田校長、そして近畿日本ツーリスト担当者から、実施に向けた現在の状況を説明いたしました。
学年懇談終了後は、青雲寮保護者全体会が行われ、谷地田寮監長から青雲寮の現状が報告されました。また、寮生保護者の皆様には寮食堂で昼食をとっていただき、寮生保護者の学年別懇談会も行われました。寮生の学習面の様子や、寮での生活の様子等を直接お伝えすることができ、大変有意義な会となりました。
夜には父母と教職員の懇親会も盛大に行われ、1日を通して「北嶺ファミリー」の絆が感じられる、素晴らしい時間を過ごすことができました。保護者の皆様には、お忙しい中ご参加いただき、本当にありがとうございました。

1018進路 10月18日(水)、中学1年生から高校1年生に向けて東京大学特別講演会が開催され、東京大学工学部長の加藤泰浩教授にお越しいただきました。
講演では、加藤先生の経歴の紹介に始まり、先生の専門研究である「究極のフロンティア資源、レアアース泥の発見と開発」についての紹介、東大工学部の多岐にわたる革新的な研究についての説明をいただきました。特に加藤先生の研究を中心とした、東大工学部の様々な取り組みの紹介は、工学の分野で新たな展望を切り拓くものばかりであり、多くの生徒たちにインスピレーションを与えるものでした。
さらに講演の後半では、生徒達から直接寄せられた様々な質問に加藤先生が直接答えてくださり、時に笑いもありながらも、生徒たちは終始真剣な表情で先生のお話に耳を傾けていました。彼らは将来について真剣に考える時間を持ち、東京大学、また工学の魅力に触れる機会を得ることができました。
加藤先生には大変お忙しい中北嶺にお越しいただきました。心より感謝いたします。

1016生徒総会 10月16日(月)、生徒総会が体育館で行われました。今年度2回目の生徒総会では、新執行部案、北嶺祭反省案、体育祭反省案などが全校生徒により承認され、生徒会のこれまでの活動のまとめと今後の活動の方向性が示されました。また、生徒会会計の中間報告やボランティア活動の報告も行われ、全校生徒からの承認を得ました。
この生徒総会で、國﨑会長(高校2年生・34期)が勇退し、小松新会長(高校1年生・35期)を中心とした新体制がスタートしました。これにより、生徒会活動は新たな局面に突入し、より一層活発な活動が展開されていくことが期待されます。
新しい生徒会は、今後の学校行事において大いにリーダーシップを発揮してくれることでしょう。小松新会長を中心とした新執行部は、活動の拡大と改善に全力を注ぎ、生徒たちにより充実した学校生活を提供することを誓ってくれています。彼らのビジョンは、様々な活動を通じて生徒たちが成長し、将来社会に貢献する人材をこの北嶺から多く輩出する土台となってくれることでしょう。生徒諸君の成長とさらなる自主的な活躍を見守りたいと思います。

1014open2023年10月14日(土)、今年度2回目の北嶺中学校オープンスクールを開催しました。
北嶺の教育活動を知っていただくため、「学校・入試説明会」・「青雲寮説明会」・「5・6年対象入試講座」・「3・4年対象理科体験授業」・「校舎案内」・「青雲寮案内」・「授業見学(公開授業)」・「ランチ(青雲寮食堂での昼食)」・「個別相談会」・「制服試着」を実施しました。「学校・入試説明会」では、郷頭教頭から2024年度北嶺中入試に関する話があり、Web出願や合否基準などについて説明させていただきました。1回目のオープンスクールで好評だった「8つの探究型プレゼンテーション」では、来場者からの質問に本校生徒が回答し、会場は大いに盛り上がりました。5・6年入試アドバイス講座・3・4年理科体験授業では、北嶺の先生の話に熱心に耳を傾けている児童の姿が印象的でした。
青雲寮案内・校舎案内では、中学生の寮生自治委員が主体となって、参加者の皆様に青雲寮・校舎施設を紹介させていただき、こちらも大変好評をいただきました。
今年度、オープンスクール・個別見学会あわせて多数のご家族の皆様に来校いただいています。お忙しい中、本校まで足をお運びいただいたこと大変感謝申し上げます。今年度のオープンスクールは終了となりますが、引き続き「個別学校見学会」を受け付けています。本校を改めてご見学されたい場合は、学校HPにあります申し込みサイトからお申し込みください。

1006rugby大会10月2日(月)から10月6日(金)までラグビー大会が行われ、北嶺では現在開催中のW杯に勝るとも劣らない、ラグビーへの熱い闘志が燃え盛りました。このラグビー大会は、中学1・2年生が北嶺グラウンド、中学3年生と高校1・2年生が天然芝の月寒ラグビー場で行われ、特に高校生は最高の環境で各クラスが一致団結して全力を出し合いました。
選手たちは、力強く走り、体をぶつけ合い、見事なパスをつないで観客を魅了しました。そして、競技そのものだけでなく大会を彩ったのは、どの学年も仲間を鼓舞するために大声で声援を送る生徒たちの情熱でした。北嶺の伝統である、校技のラグビーがもたらす結束と成長の雰囲気が、会場全体を包み込んでいました。
北嶺の校技は、単なる競技だけでなく、人間的な成長と仲間との絆を育むもので、北嶺生にとって大きなアイデンティティです。これからも全力で取り組み、これらの競技を通じて大きく成長してほしいと思います。

1013upopoi10月13日(金)、HOKKAIDOプロジェクトの一環として、中学2年生が昭和新山とウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れました。
昭和新山では、洞爺湖有珠火山マイスターの案内で、第四火口まで特別に案内していただきました。その地面の温かさを感じながら、煙を上げる昭和新山を目の前にし、この山がまだ活動中であることを実感しました。学者の数が減少している現在、火山研究者の重要性も強調され、将来の研究者を育てる必要性について話を伺いました。
昭和新山が生まれた背後には壮瞥郵便局長であった三松正夫さんの卓越した努力があります。彼は噴火の一部始終を記録し、世界的に有名な「ミマツダイヤグラム」として知られる新山成長記録を作成しました。三松さんは全財産をかけて昭和新山生成地を買い取り、その保護に尽力しました。三松正夫記念館では、「ミマツダイヤグラム」の原図だけでなく、記録、写真、スケッチなどが多数展示されており、その偉業に敬意を表しました。
また、ウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れ、社会の授業を通じてアイヌ民族の歴史と文化について学びました。国立アイヌ民族博物館では、伝統的なアイヌ文化だけでなく、現代の多様なアイヌ文化を感じることができる展示を見学しました。アイヌの伝統的なチセ(家屋)も再現され、室内の見学もできました。また、伝統的な歌や踊り、楽器の演奏を通じて、アイヌ文化を直接体験しました。
この研修を通じて、37期生たちは北海道の自然と独自の文化に触れ、教科書だけでは得られない貴重な経験をしました。北海道プロジェクトは、北嶺が所在するここ北海道について学び、感じ、そしてそれを通して生徒たちが成長する機会を提供し、彼らの未来に向けて新たな視野を開いていく取り組みです。

1013開拓10月11日(水)、中学1年生が北海道開拓の村・北海道博物館に行ってきました。8月の知床探訪に続く2回目のHOKKAIDOプロジェクトでした。
午前中に訪れた北海道開拓の村では、広大な敷地に明治・北海道開拓時代の建物が再現されており、多くの歴史的建造物に触れる体験をしました。青空のもと班員と昼食をとり、竹馬や印刷・染物体験なども行いながら十分に北海道の歴史を堪能することができました。
また午後の北海道博物館では北海道の古代からの歴史について多くの展示物を見学しました。第1・2テーマで北海道の通史とアイヌ文化、第3~5テーマで北海道の自然・生活に関する展示がされていました。生徒は、博物館のパンフレットや授業で配布されたワークシートに沿って班ごとで見学したり、面白そうな展示について積極的に調べたりしていました。特別講義「北海道の生き物」も非常に興味深く、どの生徒も熱心に耳を傾けていました。
1日のプロジェクトを通し、どの生徒もマナーを守り、しっかりとした態度で臨んでくれました。今後もこのような機会を通し、「ホンモノ」に触れながら、多くのことを学んでいってほしいと思います。

0922little9月21日(水)に全校で東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)に行き、劇団四季のミュージカル『リトルマーメイド』を鑑賞しました。保護者の方々にも全国から多数ご参加いただきました。

旧北海道四季劇場は2020年に閉館し、レギュラー公演はなく現在は期間限定で公演が行われています。『リトルマーメイド』の札幌公演については、前回公演は2020年3月に北海道四季劇場の最終公演として上演されましたが、千秋楽の間際の2月に新型コロナウイルス感染症が拡大し、千秋楽を迎えることなく、公演中止を余儀なくされました。以降、再演を望む声が多く、今年特別アンコール公演が実現しました。このような大変貴重なミュージカル鑑賞に、生徒達は大きな期待を込めて向かいました。

圧巻の歌唱力や演技力、ダイナミックなサウンドやステージの仕掛けなどの多くに驚き、感動し、心を揺さぶられる「ホンモノ」の体験ができました。北嶺では毎年3月に高校1年生が参加する北米への修学旅行で、本場のブロードウェイでミュージカルを鑑賞します。また、今年度の「北嶺カルチェラタン」では、雅楽師の東儀秀樹さんによる演奏会や、関西フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェリストの向井航さんのコンサート&北嶺生との共演など、たくさんの企画が進行中です。

「北嶺カルチェラタン」の取り組みの中で、様々な本物に触れることで幅広い人間性が醸成され、将来のリーダーが育っていくことを期待しています。生徒達にはこの北の大地で文化の多様性を感じ、広義での人類発展に貢献する素養を身につけてほしいと思います。

本校の卒業生(30期)である岸本隆之介さんが、9月28日(木)にふきのとうホールにてピアノリサイタルを行うことになりました。岸本さんは北嶺高校を卒業後、ウィーン国立音楽大学ピアノ学科に入学し、現在もプロのピアニストになるべく努力をし続けています。また、岸本さんは本校在学中にも「全日本学生音楽コンクール」第1位や、「Hilton Head International Piano Competition(ヒルトンヘッド国際ピアノコンクール)」でファイナリストに選出されるなど活躍してきました。 興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。

日時・・・2023年9月28日(木) 開演18:00~(開場17:30)
場所・・・ふきのとうホール(札幌市中央区北4西6六花亭札幌本店6階)
料金・・・一般 2000円 高校生以下 1500円

kishimoto

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