今日のジャーナルでは、1年の田中立輝さんにICTに入ったきっかけなどをインタビューしました。

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田中 立輝
国際理工学科1年 東京都出身

―国際高専に入学したきっかけは何ですか?

きっかけはおととしと去年のサマーキャンプに参加したことです。その前は地元の高専を受験することも考えていましたが、国際高専のキャンパスを見てこっちのほうが良いと思いました。

―どういったところが良いと思ったのですか?

英語も勉強できるし、金沢工業大学が隣接していて設備が充実しているから、自分の夢に近づけると思ったんです。

―立輝さんの夢とは?

「自動病巣診断システム」を作るのが夢です。AIが自動で患者さんを診断するシステムです。

―どうしてその夢を持ったのですか?

中学2年生の時に「コンビニのおにぎりの値段がなぜ安いのか?」という授業があったんです。理由としては大量に作られているからでしたが、その陰では大量に捨てられていることを知りました。捨てられるおにぎりを届けることが出来たら餓死せずに済んだ人がたくさんいると考えているうちに海外で医療に関わりたいと思うようになったんです。そのため大学院に進学して世界で活躍できる力を身につけたいと思ったのです。

―国際高専に入学して1か月が経ちましたが、学校生活はいかがですか?

共感できる友人が多いです。ここは専門性のある学校なので、家に3Dプリンターを持っている人や、ドローンを組み立てている人など、ものづくりに興味がある人が集まっています。その人たちから学ぶこともありますし、話をしていても楽しいです。
勉強は忙しいけれど、やっていて楽しい宿題もあります。例えばこの間はボールペンの素材を観察して、なぜこの部分にこの素材が使われたのかを考えてレポートを書く宿題がありました。このように考えさせられる宿題もあります。

―英語での授業もたくさんありますが、いかがですか?

日本語で習っていても難しいSTEM科目を英語でやるので難しいです。でも周りには海外で生活して英語をメインに使ってきた仲間もいるので、質問をしたり、分からない所を教えてもらうこともできます。また、出来るだけノートを英語で取って慣れる様にしています。

―寮生活はいかがですか?

もともと寮生活というか、大人がいない生活に憧れがありました。兄が寮に住んでいて、訪ねた時にいいなぁって思っていました。最近は夜に寮のみんなでカップ麺を食べるのが流行っています。

―休日は何をしていますか?

宿題が多いので宿題をしたり、のんびり過ごしている人が多いです。僕は時間がある時は友達とドローンを飛ばしたり、学校の前にある道の駅でそばを食べたりしています。

―白山麓に学校があることについてはいかがですか?

学校の周りはいわゆる限界集落で、過疎化が進んでいる地域です。白山麓に住みはじめて、その現状を知ることができました。社会問題を身近かに感じることで、課題解決のためのアイデアが湧きやすい環境だと思います。

―最後に、いま受験を控えている中学生にメッセージはありますか?

進学先を考える時、やりたいことみつけて学校を選ぶべきです。じゃないと楽しくない。僕も兄も目標ができてから成績が伸びたので、やりたいことを見つけて、目標を持って頑張れば成績を伸ばせると思います。

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