甲子園を目指して野球部に入るように、「東大へ行きたいから、それに直結するクラブに入りたい」という思いに応えるため、郁文館では「東大クラブ」を設立しました。
東大合格を勝ち取るための「個別最適」な環境を実現するべく、2023年に発足したクラブです。
今回は、東大クラブの高校1年生が東京大学工学部を訪問。その様子をお伝えします。
今回の訪問には、郁文館の東大クラブの生徒に加え、広島県や兵庫県、神奈川県などの日本各地の高校生が参加。
総勢約100名で、東京大学機械工学科のベンチャー・ジェンチャン(Gentiane Venture)教授による講義を受講しました。
講義は、「ロボット」という言葉がチェコ語に由来するという話からスタート。
クイズ形式も交えながら、ロボットと人間が共生していくための研究について分かりやすく解説してくださいました。
ベンチャー教授は、非言語コミュニケーションに着目し、研究されています。
例えば、顔の角度が少し上を向くことで人間は「楽しそう」と感じ、うつむくと「さみしそう」と受け取ります。
こうした人間の受け取り方に合わせてロボットの反応をプログラムすることで、人とロボットが自然に関わる未来を目指しています。
後半は、東京大学の学部生・修士課程・博士課程の学生の皆さんとの懇談会。
研究内容や現在の専攻を選んだ理由、受験時の経験や日々の生活についてなど、生徒たちからは活発な質問が飛び交いました。
また、講義前や移動のタイミングでは、他校の生徒との交流もあり、同じ志を持つ同世代が全国にいることを実感する機会となりました。
実際に東大の研究に触れ、教授や学生と直接関わることで、「東大で学びたいという気持ちがより強くなった」と語っていた東大クラブの生徒たち。
今回の貴重な体験を糧に、東大クラブの部員たちが今後さらに躍進してくれることを期待しています。
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