甲子園を目指して野球部に入るように、「東大へ行きたいから、それに直結するクラブに入りたい」という思いに応えるため、郁文館では「東大クラブ」を設立しました。
東大合格を勝ち取るための「個別最適」な環境を実現するべく、2023年に発足したクラブです。
2025年春には、東大クラブから東大現役合格者を輩出!夢を叶えるため、先輩に続いて東大に行きたいと日々切磋琢磨しています。

今回は、東大クラブの中学3年生iP class【東大専科】*¹14名と中学2年生iP class【東大専科】19名で東京大学工学部を訪問。その様子をお伝えします。

東大地震研究所の入口から農学部を抜け、工学部8号館へと向かいました。訪問先は、量子コンピューターの研究で世界をリードする武田俊太郎先生(東京大学工学部物理学科)の研究室です。
当日は本校の学生チューター*²であり、武田研究室に所属する大岡さんも同行してくれました。

最初に武田先生からは、「大学とは何か」「研究とはどういう営みか」「東京大学での学びの様子」についてお話をいただきました。世界中の研究者が“誰が最初に答えを見つけるか”を競い合っていること。それはまるでオリンピックの頂点を目指す挑戦のようであり、世界を相手にする研究の面白さを、笑顔を交えて語ってくださいました。

続いて、未来のコンピューターとして注目される「量子コンピューター」について紹介がありました。難解に思えるテーマでしたが、中学生にもイメージしやすい例を交えながら、わかりやすく解説してくださいました。その後の質疑応答では、一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださり、生徒たちは研究者の考え方や姿勢に直接触れることができました。

実験室の見学では、精緻な機器を間近にし、未知なるものに挑戦する研究現場の空気を体感。挑戦と失敗を繰り返しながら前に進む“研究の楽しさ”を知る時間となりました。最後には安田講堂前で記念撮影を行い、訪問を締めくくりました。

参加した生徒からは、「理系に進むことは決めていたが、実際東大に行ってみて、研究している人の楽しそうな顔や設備を見たため、ここで研究したら絶対楽しいんだろうなと感じた。自分の好きな分野をここで研究してみたいと強く思った。」という声も寄せられました。

また、今回初めて訪問に参加した中学2年生からは、「先輩たちと一緒に研究室を見学して、大学での学びにあこがれを持った。自分も東大クラブに入って、東大を目指したいと思った。」という感想も!

最先端の研究現場に触れた経験は、生徒たちの学びへの意欲をさらに高め、未来への大きな一歩につながる訪問となりました。


*¹ iP class【東大専科】:3年+3年=6カ年全員特待生。日本・世界の未来を切り開き、新たな価値を創造できる世界人財を育成。渡邉校長が統括担任として自ら次世代のリーダーを育てます。
国内外の研修を通じて人間力の成長だけでなく、「日経新聞×論語」から過去・現在・未来を紐解くディスカッション型授業のiP class校長HRや、個別最適化少人数制授業など様々なプログラムを展開しています。 詳細はこちら

*² 学生チューター:東京大学や筑波大学・東京理科大学など、国内最難関の国立・私立大学に在籍する現役生たちが、週に数回、郁文館に来校し、放課後や空き時間を活用して、生徒の進路相談や学習サポートにあたっています。詳細はこちら

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