郁文館中学校の受験生恒例イベントである『過去問解説授業』を12月7日に開催し、約60名の小学生に参加していただきました。

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受験生には前年度に出題された入試問題を事前課題として解いてもらい、当日答え合わせからスタートします。その後教科担当者の教員より入試問題の解説と問題の出題傾向についてお話させていただきました。

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どの教室でも教員からの質問に『ハイッ!』と手を挙げて答える受験生が多く、教員の解説についてきちんとノートに書く姿に感心しました。また、受験生にはこの過去問解説授業を通じて、郁文館でどんな授業をしているのかを知っていただく良い機会になったと思います。
入試まで残り2か月を切りました。
受験生には、最後の最後まであきらめず志望校合格に向けて頑張ってほしいです。

郁文館高校1年生を対象とした理事長講座を11月に開講いたしました。

今回の理事長講座のテーマは、「夢達成のための進路選択について」です。

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高校1年の秋は進路選択やいわゆる文系理系の選択を考えるこの時期でもあります。渡邉理事長は初めに、夢に日付を入れることの大切さを自身の実体験をもとに説明しました。

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次に、世界人口の増加と日本人口の減少やグローバル化、AI等の技術革新を例にこれからの日本が置かれる厳しい状況を解説しました。

大企業に就職すれば安心、という時代の終わりがすぐそこまでやってきている今の社会において、生徒たちが将来社会で生きていくために必要なことは「一流の人材になること」であると強調してお話しされました。

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一方で、渡邉理事長は、会社の利益だけを追い求めるような人間にはなって欲しくない、という想いも語られました。地球温暖化を始め、大気汚染や水不足、エネルギー問題など、世界を取り巻く問題は一層深刻化しています。そういった問題を国や会社の成長とともに解決していくことが今後求められるということを聞き、生徒たちも郁文館がSDGs日本一を目指す理由がよく理解できたようでした。

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郁文館では、自身も社会で活躍しながら世界の問題を解決していけるような一流の人材を育むために、日ごろからこのような場を設けております。

最後に、生徒の感想をご紹介いたします。

・自分が知らないうちにこんな大変なことになっていたことを知り、これからは小さなことから地球に寄り添っていきたいと感じました。

・安全な職業や会社などないことを知り、自分の将来について危機感を感じました。文系理系に関して、進学クラスか特進クラスか、またなぜその進路に進むのか、将来の人生設計についても理由をしっかりと考えたい。

・今日のお話を聞いて焦りを覚えたと同時にこれからの自分の人生に希望を持つことが大切だと思いました。そして今自分が何をすべきか明確になりました。

・理事長先生のお話で、今から自分が学ぶべき教養や知るべき事実に気づくことができました。

・自分の夢のために今何をするべきか、これからの日本では、どのような人材が必要になるかなど知ることができました。夢の逆算などこれからの生活に役立てていきたいと思います。

郁文館中学校ではグローバル力向上を目指し、中学3年次に留学をするカリキュラムがあります。グローバルリーダー特進クラスでは6週間のニュージーランド留学に生徒が挑戦します。郁文館夢学園では1人1校の留学を10年以上前から行っており、すべての生徒が成長できる留学を目指してきました。

この度、ニュージーランド大使館が主催する『ニュージーランド教育フェア』にて留学体験を話す機会をいただきました。こちらの写真は本校中学三年生の鹿野泰世君がこの夏、留学でお世話になったAQUINAS COLLEGEの先生とともに留学体験談を語っている様子です。

ニュージーランド教育フェアについての詳細はこちら
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また、本校1階には、今年のニュージーランド留学の様子をまとめた『GL留学ブース』を展示いたしました。

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生徒主体でブースの設営や写真の選定を行い、ニュージーランドで読んでいた新聞を下地に、現地校での学校生活の様子や、お世話になったホストファミリーと撮った思い出の写真などを掲載しました。

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11月7日に、中学3年生にとっては中学校生活最後となる理事長講座がおこなわれました。

今回のテーマは「高校進学への心構え」です。

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中学3年生は自分の夢に関する卒業論文も書き上げ、いよいよ高校進学へ向けて進路選択をしていく時期になります。何のために高校へ進学するのかという目的意識の重要性、将来に向けてビジョンの描き方、その際に絶対に覚えておいてほしいポイントなどを、渡邉理事長がこの講座を通じて生徒たちに伝えました。

講座の冒頭では、渡邉理事長が中学生だった頃の生活について触れ、自分はどのような目的意識をもって高校進学をしたのかについて話しました。

「どうしてもやりたい好きなこと、得意なことを見つけること」「1日3時間が起こす奇跡」について、「現在の自分があるのは高校時代に目的意識を持って生活を送ることができたからである」ということについて話し、

「たとえ自分がやりたいことを見つからなくても、見つけようと意識することが大切だ。どうしてもやりたいことなら、どんなに大変でもやり続けられる。それが奇跡を起こす3時間だ。」と、夢を持つことの大切さ、夢を追うプロセスの大切さについてのメッセージを生徒たち届けてくれました。

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続いて「夢7原則」のひとつひとつの項目を、具体例を挙げて中学3年生がわかりやすく、そして「自分もやってみよう!」というスイッチが入る形で伝え、生徒たちは普段から持ち歩き、毎日使っている「夢手帳」の本当の意義や良さを改めて感じることができておりました。
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その後、今年度から学校全体で特に力を入れて取り組んでいる持続可能な社会を創ることを目的とした「SDGs」について、実例を数多く交えて生徒たちに分かりやすい解説し、生徒たちはこれまで以上にその意義と重要性を多くの側面から感じることができました。

また、講座の随所に渡邉理事長から生徒たちへのプラスαのメッセージがあり、何より渡邉理事長自身の夢についてパワフルに語っている姿から、「世の中に対する高いアンテナと自分の中の確かな価値観」の両方が大事なことなど、今回のテーマ以上の学びを生徒たちは得ることができたと思います。

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最後には、恒例の質疑応答コーナーがありました。中学1,2年次は質問することに躊躇していた生徒たちも成長し、具体的な進路や夢に関することから経営に関するものまで様々な質問が飛びだしました。また、今年は「自身の夢とSDGsとの関連性」についての質問が多かったのも興味深い点でした。

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生徒たちは改めて「何のために高校に行くのか」という問いを自分に投げかけ、もう一段階深く考えていくきっかけを今回の理事長講座を通じていただきました。中学3年生たちが卒業までの時間をより濃いものとし、充実した高校生活につなげていくことを期待します。

郁文館中学校のグローバルリーダー特進クラスでは、10月30日より、長野県にある本校研修施設【鴻夢館】にて4泊5日のキャンプを行っています。

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Leaders Campというこのキャンプでは、普段の受業ではできないたくさんのアクティビティを1年生2年生合同で行います。

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この日は鴻夢館付近の自然物で作るアートのアクティビティを行いました。東京ではなかなか見られない自然に身を預け、自分たちの感受性を高めながら生まれた作品の数々からは、子どもたちの創意工夫が見られます。

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全員が活躍し、お互いの良さを知ることをテーマに、Leaders Campの中で子どもたちは成長していきます。

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また、別日には『約2キロの氷を2時間以内に溶かしてみよう!』というテーマのサイエンス実験が行われました。

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手を使わずに如何にして早く氷を溶かすかを炭酸や熱湯、レモンにグレープフルーツ、入浴剤にホッカイロなど30近くもの選択肢があるなかで、生徒たちは仮説を立てながら実験に臨みます。

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実験後は理科の先生とネイティブの先生によるフィードバック解説の時間でも、多くの生徒が手を挙げては先生に質問を投げかけていました。

Leaders Campでは、プログラムのほとんどがクラス・学年合同の活動になっています。プログラムを通じてたくさんの生徒たちと交流する中で、子どもたちの主体性と協調性は磨かれていき、夢を叶える力が育っていきます

10月22日(火)~30日(水)にかけて、郁文館中学校2年生の夢合宿が行われました。

(グローバルリーダー特進クラスは10月25~11月3日の実施)
場所は長野県東御市にある、郁文館夢学園奈良原研修センターの「鴻夢館」です。

今回の夢合宿のテーマは「継続・判断・計画化」です。

生徒全員がこの夢合宿を通じて規則正しい生活習慣を身につけながら、来年度に控えている留学に備えたプログラムなどをこなしていきました。

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イングリッシュキャンプでは、ネイティブの先生を招き、オールイングリッシュでコミュニケーションをするという難しいプログラムに挑戦しました。中学2年生教員陣もすべて英語で生徒とコミュニケーションを取りました。最終日には英語でのスピーチを行い、自分の夢について英語で語ることができるようになりました。
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予定していた野外調理は、あいにくの雨模様となり、屋内での野菜のカットとなりました。料理が得意な生徒がリーダーシップを発揮するなど、日常の学校生活とは異なる一面が見られました。また、食育も行われ、生徒全員が真剣に聞いていました。

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バングラデシュ交流プログラムではアートマイルを作成しました。

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アートマイルとは、日本・バングラデシュ両国の生徒が半分ずつ絵を作成し、それぞれをつなぎ合わせたときに1枚の大きな絵になるものです。

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EQプログラムでは、クラスごとの特性に合わせたアスレチックを行いました。クラスが一丸となり達成するもの、個人が輝けるものなどがあり、どれも仲間を応援することで連帯感を強められるプログラムでした。

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農林業プログラムでは、鴻夢館周辺の生き物観察やジャガイモ掘り体験などをすることができました。自然に触れることができ、自然を守ることの大切さを肌で感じました。また、室内での心理教育は、各クラスで人権擁護の標語を決めました。いじめについての共通認識を深めるとともに、その予防策について考えることができました。

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また、農林業実習でお世話になっている農場の方からご厚意でカボチャをいただきました。合宿後半では、ハロウィンが近いこともありカボチャをくり抜きランタンを作成しました。

生徒たちにとって、1週間以上の宿泊は初めての経験でしたので、不安もあったことと思います。しかし、生活習慣も身につけることができ、仲間と声を掛け合い主体的に行動できるようになりました。閉校式ではどの先生も、成長できた生徒たちの様子を褒めていました。

10月19日に、中学2年生を対象とした「第4回お金科講座」が行われました。

郁文館中学校の「お金科」は、「お金をコントロールし、豊かな人生を送る」ことを目標にし、人生のマネジメント力を養成するための講座です。

今回は、社会科主任の北澤教諭が講師を務めました。テーマは「お金のトラブルに巻き込まれないためには」です。カードローンや特殊詐欺など消費者教育に重点を置いた講座でした。


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まず、10月からスタートした消費税増税と軽減税率の話から講義は始まりました。北澤先生の問いかけに答えられる生徒が多く、日頃のNIE(新聞を用いた授業)の成果が出ていることを実感しました。軽減税率は何のために導入されたのか、導入により何が変わるのかなどを、動画等を交えた中学生にも理解しやすい解説でした。

また、途中に行われたワークでは、1人ひとりが主体的に頭を動かし、ワークシートにまとめることができました。活発な意見交換があり、積極的な姿勢が見られました。

クレジットカードについても、その有用性と危険性を充分に理解できました。計画的に消費活動を行うための具体策を生徒たちはしっかりと学ぶことができていました。 

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最後は詐欺被害について、10代がどのような詐欺に遭遇しているのかを実際のデータから分析し、皆で詐欺にあわないようにする方法を確認しました。近年の詐欺は巧妙になっており、このような金融教育や消費者教育の必要性を改めて実感しました。

~~過去のお金科講座~~

第1回 講座   第2回 講座   第3回 講座

郁文館中学校のグローバルリーダー特進クラス(通称:GL特進クラス)では、難民の方々へ私たちの使わなくなった洋服を届ける『服のチカラプロジェクト』という活動を行い、今年で三年目を迎えます。

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 この秋、昨年度までの活動が評価され、国連UNHCR協会が文京シビックセンターで催した、難民の生き抜く意思をテーマにした映画祭『Will2Live映画祭2019』において本校の活動を展示させていただくこととなりました。

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 プロジェクトメンバーもこの映画祭を見学し、難民への理解を深めました。世界のためにできることはなにか、郁文館では考え続けていきます。

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先日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、宇宙科学研究所太陽系科学研究系准教授の高島健様をお招きし、「太陽系探査がめざすもの~探査は科学?考古学?~」というテーマで、サイエンス達人ライヴを開催しました。

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 高島様より、太陽系に存在する惑星・小惑星の謎、宇宙開発や探査は「理系」の仕事なのか、それとも考古学なので「文系」の仕事なのか、太陽系・生命の歴史を紐解くことは一体何に結び付くのかなど、宇宙科学研究の視点から様々なお話をお伺いしました。

 また、太陽系に関するJAXAの秘蔵映像も拝見することができ、とても貴重な体験になりました。

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生徒から絶え間なく質問が出て、充実した会となりました。

以下に生徒の感想を一部抜粋します。

“高島先生が誰も見ていないものを見るのが仕事のやりがいだとおっしゃっていたのが印象に残りました。宇宙という学問は完全に理系かと思っていましたが、時期によっては文系の学問になるのが驚きました。宇宙については今まで詳しく調べたことはありませんでしたが、これを機に調べてみようと思います。”
“宇宙は日々新しいことが発見されていて、研究がとても面白そうだと感じました。宇宙に関わる仕事はゼロから紐解き、冷静に分析していく仕事であること分かり、物事の新しい観点を得ることができました。”
“今回の講演を聞いて、宇宙がとても近い存在に思えてきました。宇宙より深海の方が調べられることが多いということには驚きました。将来の自分の夢の選択肢が増えたと思います。”

郁文館夢学園では、『経済を、もっとおもしろく。』を標語に掲げるソーシャル経済メディアのNewsPicks様とのコラボ授業企画がスタートします。

NewsPicksで取り上げられた経済ニュースについて、郁文館の高校生がコメントしていきます。

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後日、生徒がコメントしたニュースについて、NIE(Newspaper in Education)の授業で公開され、寄せられたコメントをもとに更に深い議論を展開する予定です。

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先日、コラボ授業に先駆けて、株式会社NewsPicksの蒲原慎志様にお越しいただき、NewsPicksの使い方や注意点について解説していただきました。
解説の中には、実際に間違った情報を発信してしまったネットニュースやいわゆる『フェイクニュース』についても触れられました。
『実はNewsPicksの正式な読み方はニュースピクスではなく、ニューズピクスである。』という自社名を例にあげ、正確な情報を見極めることと正しく知ることについてお話していただきました。

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実際にNewsPicksを利用している生徒もおりますが、正式な読み方については驚きがあった様子で、PCでホープページを確認し、『ホントだ!』と思わず声を出す生徒もいました。

今後は、NewsPicks社の方々が郁文館のNIEに参加し、生徒と経済ニュースについて多角的な議論を展開していく予定です。

乞うご期待。

郁文館のNIEについてはこちらから
https://www.ikubunkan.ed.jp/hs/feature/nie.html

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