先日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、宇宙科学研究所太陽系科学研究系准教授の高島健様をお招きし、「太陽系探査がめざすもの~探査は科学?考古学?~」というテーマで、サイエンス達人ライヴを開催しました。

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 高島様より、太陽系に存在する惑星・小惑星の謎、宇宙開発や探査は「理系」の仕事なのか、それとも考古学なので「文系」の仕事なのか、太陽系・生命の歴史を紐解くことは一体何に結び付くのかなど、宇宙科学研究の視点から様々なお話をお伺いしました。

 また、太陽系に関するJAXAの秘蔵映像も拝見することができ、とても貴重な体験になりました。

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生徒から絶え間なく質問が出て、充実した会となりました。

以下に生徒の感想を一部抜粋します。

“高島先生が誰も見ていないものを見るのが仕事のやりがいだとおっしゃっていたのが印象に残りました。宇宙という学問は完全に理系かと思っていましたが、時期によっては文系の学問になるのが驚きました。宇宙については今まで詳しく調べたことはありませんでしたが、これを機に調べてみようと思います。”
“宇宙は日々新しいことが発見されていて、研究がとても面白そうだと感じました。宇宙に関わる仕事はゼロから紐解き、冷静に分析していく仕事であること分かり、物事の新しい観点を得ることができました。”
“今回の講演を聞いて、宇宙がとても近い存在に思えてきました。宇宙より深海の方が調べられることが多いということには驚きました。将来の自分の夢の選択肢が増えたと思います。”

郁文館夢学園では、『経済を、もっとおもしろく。』を標語に掲げるソーシャル経済メディアのNewsPicks様とのコラボ授業企画がスタートします。

NewsPicksで取り上げられた経済ニュースについて、郁文館の高校生がコメントしていきます。

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後日、生徒がコメントしたニュースについて、NIE(Newspaper in Education)の授業で公開され、寄せられたコメントをもとに更に深い議論を展開する予定です。

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先日、コラボ授業に先駆けて、株式会社NewsPicksの蒲原慎志様にお越しいただき、NewsPicksの使い方や注意点について解説していただきました。
解説の中には、実際に間違った情報を発信してしまったネットニュースやいわゆる『フェイクニュース』についても触れられました。
『実はNewsPicksの正式な読み方はニュースピクスではなく、ニューズピクスである。』という自社名を例にあげ、正確な情報を見極めることと正しく知ることについてお話していただきました。

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実際にNewsPicksを利用している生徒もおりますが、正式な読み方については驚きがあった様子で、PCでホープページを確認し、『ホントだ!』と思わず声を出す生徒もいました。

今後は、NewsPicks社の方々が郁文館のNIEに参加し、生徒と経済ニュースについて多角的な議論を展開していく予定です。

乞うご期待。

郁文館のNIEについてはこちらから
https://www.ikubunkan.ed.jp/hs/feature/nie.html

『SDGs教育日本一』を目指す郁文館は、生徒にSDGsに対する興味・関心を醸成する為に校舎1階をSDGsストリートと名付け、様々なモニュメントを設置しました。

生徒は登校時に必ずこのSDGsストリートを通って自分たちの教室に向かいます。

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本館1階入り口の目の前にはSDGs17項目のパネルがあり、17の目標のパネルをめくると世界が抱える問題について書かれています。

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こちらの【目標4 教育ブース】では、郁文館の姉妹校があるバングラデシュの黒板や教科書を展示しています。

(展示の黒板や机は実際に使用されていたものをバングラデシュから運んできました)

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また、SDGsに関連する書籍を17の目標別に並べており、お昼休みや放課後時間には生徒が足を止め、興味のある書籍に手を伸ばす姿が見受けられます。

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このようにSDGsストリートを通じ、生徒をはじめ、学校説明会に参加された受験生にもSDGsを知っていただくスポットになりました。

是非、学校に訪れた際は、このSDGsストリートにお越しください。

SDGsに関する取り組みについてはこちら

普段、土曜日の午後に行う学校説明会。この日の郁文館中学校の学校説明会は平日の夜18時からスタートしました。参加された方の多くは仕事帰りと思われるお父様、お母様でした。

プログラムは、宮崎学校長の挨拶から始まり、学校紹介VTR・郁文館中学校の特徴と取り組みついてご説明いたしました。

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郁文館中学校の取り組みについては、説明会会場となった中学3年の教室にある展示物に触れながら、中学生の活躍についてお話させていただきました。

当日は小雨が降り、足元の悪い中、多くの受験生の保護者様にご来校いただきました。

ありがとうございました。

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郁文館 入試広報部

9月のSBL委員会は宇宙エレベーターロボット競技会出場と郁秋祭の2大イベントがありました。

まずは宇宙エレベーターロボット競技会。夏休みから一所懸命実験を行い、試行錯誤を繰り返してました。ロボットは同じプログラミングを学習させていても、時々いうことを聞いてくれない時もあります…何度も何度も実験を繰り返しました。

競技会前日は、夜遅くまで試験運転を行い、本番に臨みました。

さあ結果は…

なんと6位でした!!

優勝は逃しましたが、郁秋祭の準備もある忙しい中、とてもよく健闘してくれました。

お疲れ様!!

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郁秋祭では、講堂と化学室の2カ所で「サイエンス縁日」と題して実験イベントを行いました。スライムやバスボム、偏光板万華鏡など3つのブースを回ってもらい、最後にキーワードを言ってもらうという内容でした。

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キーワードは「SBLの正式名称は??」でした。さあ皆さんは答えられますか??ヒントはこのサイトのどこかにあります。遊びに来てくれたヒトだけでなく、皆さんもぜひ覚えてください!

どちらもたくさんのお客様がきてくださり、2日間で170名を超える方が遊びにきてくださいました!!ありがとうございます!!楽しかったというお声がたくさん聞けて本当に良かったです。

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委員たちはこんなにも来てくださるとは思っていなかったようでとても喜んでました。今年これなかったヒトはぜひ来年来てくださいね。

たくさん準備してよかったね。

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みんなとってもよくがんばった1ヶ月でした。

9月下旬に郁文館高校の学校説明会が行われました。

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公開授業見学の様子
この日の学校説明会は2部構成になっており、第1部は午前中の4時間目の授業見学をしていただき、高校1年生・2年生の授業や文系・理系の授業見学と共に、本校オリジナルの席上留学も体験していただきました。

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席上留学体験の様子

そのあとは学食体験として本校夢食堂のランチを食べていただき、「入学したらこんな学校生活を送るのだろうな」という想像をしてもらいました。

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郁文館夢食堂での様子
第2部は高校の学校説明会とスクールツアー・個別相談会を行い、126組238人の受験希望生が来校してくれました。多くの参加に大変感謝申し上げます。

10月以降も学校説明会・入試問題傾向・過去問解説授業(中学校のみ)などさまざまな受験生イベントがございます。

直近の学校説明会の詳細はこちらをご確認ください。

カンボジアから5名の大学生が9月12日に来校し、生徒との交流を行いました。

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このカンボジアの留学生たちは、郁文館が応援している公益財団法人School Aid Japanが運営している孤児院で育ち、里親と呼ばれる日本人の支援者の協力を受けながら大学に通っています。

彼らは「教師になりたい」「医者になりたい」「起業したい」というそれぞれの夢の実現に向け、日本企業への訪問見学や観光事業などを学ぶ研修プログラムで来日しました。

この研修プログラムの一環として、日本の教育を知るために郁文館に来校されました。
はじめにNIE授業に参加しました。留学生は勉強した日本語での自己紹介の後、郁文館グローバル高校の生徒に交じって、新聞やネットニュースのトピックスについてディスカッションが行われました。日本とカンボジアという文化背景が異なるからこその多角的な議論が交わされました。

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NIE授業のあとは、郁文館グローバル高校の生徒が学内ツアーを行い、教室や各学年のフロアを案内しました。学年ごとの取り組みや、Future Labなどの特別教室でどのような授業が行われるかなどを英語で紹介しました。
学内ツアーを含め、留学生たちは郁文館の様々な授業に参加してもらいました。
特に留学生が興味深そうにしていたのは、書道や武道といった、日本ならではの授業です。
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書道では自分達の名前を毛筆でカタカナで書いたり、武道のクラスでは郁文館中学校の生徒と一緒に剣道に取り組みました。

授業の中で留学生からは郁文館の生徒や教員に対して多くの質問が飛び交い、生徒が英語で日本文化や日本特有のライフスタイルなどについて説明しました。逆に郁文館の生徒からは文化の違いについて話し合う場面もありました。

教室でのランチタイムでは、留学生の彼らが現在大学で学んでいることや将来の夢について質問したり、先行する研究について説明したりと、郁文館の生徒と一緒に仲良く食事をしました。

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放課後には茶道部の部活動に参加し、おもてなしの精神と作法を学びました。

郁文館の生徒たちのお手本をもとに、お茶の席における主人と客の関係性や所作について学びました。初めて抹茶を飲む留学生も多く苦味に驚いたり、慣れない正座で足が痺れたりしながらひとつひとつの動作が持つ意味や日本の”相手を想う心の表し方”について学びました。

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郁文館ではこのような国際交流の機会が多くありますが、海外の大学生と交流できる機会は珍しいため、生徒たちはより専門的な話や、夢に向けてどのような行動をしているかなど、熱心に話を聞いていました。このような交流を通じて、世界の文化や問題への興味・関心を持ってほしいと思います。

2学期始業式が9月2日が行われました。渡邉理事長から生徒全員が保持する夢手帳についてのお話がありました。

「努力は決して裏切らない。日々努力を積み重ねることが自分の夢を叶えることに繋がる。そして継続した努力をするため、自分の夢を叶えるために、一日の目標を設定し日記とともに夢に日付をつける。」

という手帳を使う大切さを改めて生徒に伝えました。

そしてSDGs委員会より、郁文館でおこなうSDGsの取り組みとして2学期から「学内にレジ袋を持ち込まない」ことが発表されました。

SDGs日本一を目指す本校としてはレジ袋の使用を控えるだけではなく、日頃からコンビニ等で受け取らないことを習慣化していくことが、持続可能な地球・社会への貢献になると考えています。

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新学期になりこれから新しい取り組みがたくさん増えていきます。まずは目標を設定し、できることから一つひとつ丁寧にやっていきましょう。2学期は行事予定もたくさんあります。勉強も部活動も学校行事もしっかりと両立させて更に成長できるように頑張りましょう。

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8月23・24日の2日間、郁文館高校の生徒約30名が蓬莱町会が主催する「大観音盆踊り大会」にボランティアとして参加しました。

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蓬莱町会は郁文館が立地する文京区向丘2丁目の町会で、毎年郁文館では御神輿の担ぎ手のお手伝いなどでお世話になっております。

盆踊り会場にはたくさんの地元住民の方々が訪れ大いに盛り上がっていました。郁文館の生徒たちもボランティア活動を通じて、『私たちが通う学校の地元』について知る機会となり、向丘の歴史や伝統を学ぶ充実した時間を過ごすことができました。

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屋台会場では、小学生や園児が多く集まり、長蛇の列が並ぶ屋台もありましたが、郁秋祭での起業体験の経験を活かし、的確な対応する生徒がいました。

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『さすが郁文館の生徒だね。』
『頼もしいね。』

などたくさんのお褒めの言葉をいただき、またたくさんのありがとうに触れる良い2日間となりました。

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今回、貴重な体験をさせていただいた蓬莱町会の皆様、ありがとうございました。

郁文館グローバル高等学校には、観光産業に関する学びを深めるツーリズムゼミがあり、毎年夏休みに郁文館中学校の生徒と群馬県南牧村でアクティブラーニングキャンプを実施します。

今年で夏休み期間におこなう南牧村キャンプも3回目となり、南牧村の方々とも親密な関係を築くことができ、実際にお話を聞く機会をたくさん設けていただきました。

様々な交流の中で、生徒たちはSDGsの8番目【働きがいも経済成長も】の観点から、地域資源を生かした村の活性化や観光の可能性について視野を拡げることができました。

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【1日目】

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昼食は、南牧村がコンニャク芋栽培で栄えていたころの趣を残す下仁田町の料亭でいただきました。

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「ジオパーク」めぐりでは、高校の地学の先生をしていらした自然観察員さんにとてもわかりやすく地層や岩石の説明をしてもらいました。教科書に書いてあったことに生徒は「そういうことだったのか」と納得する場面もありました。

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こちらは火打石として使用された玄武岩を擦って火花を熾す体験。マッチを擦った経験もない生徒が多く、なかなか火花を熾すことができませんでした。

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自然史館でクリッペ(根なし山)の説明のビデオで見た後、地層が滑った跡を実際に観察しました。こんなにはっきりとして滑り面が見られる場所は、世界的にも珍しいそうです。

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「この褶曲は地盤がどのように動いてできたのかな。よく考えて見よう。」との問いかけに、頭を悩ませる生徒でしたが、一生懸命推測していました。

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一般的に火山の爆発で噴火物が積もる場合、下に重い(大きい)粒、上に軽い粒(小さい粒)が積もります。しかし、この地層、「逆転層」と言われ古い地層が上に、新しい地層が下にあります。

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夜は、山里で花火を楽しみました。満点の星も大きく見えました。街灯にはクワガタやカブトムシが寄ってきていました。東京ではあまり見られない光景に生徒たちはとても盛り上がっていました。

【2日目】

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朝の散歩は南牧村3名瀑の一つ線ヶ滝です。滝壺まで降りマイナスイオンも沢山浴びました。御柱祭で使用する杉の木を伐り出す場所もこのそばにありました。

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こちらは、南牧村諏訪神社です。後ろに見えるまっすぐな丸太は御柱で、現在も御柱祭を行なっているのは全国でも諏訪の本社と南牧村の諏訪神社だけだそうです。祭の担い手不足が原因で存続が危ぶまれているとのことでしたが、以前SNSで呼びかけたところ500名ほどの助っ人が集まってくれたそうです。

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コンニャクイモが品種改良され平地でも栽培できるようになったため、南牧村のコンニャクイモ栽培は衰退してしまいましたが、従来のコンニャクイモ(和玉粉)を使ったコンニャクの味(触感)は絶品です。南牧村では和玉こんにゃくの復活を試みる動きも始まっています。作ったこんにゃくは、刺身コンニャクにしていただきました。

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ヤマメやイワナもいる清流での川遊び。ウォータースライダーもできるのですが、今年は水量が多く、水もちょっと冷たかったようです。

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村の活性化のために昨年開業した温泉です。この温泉を作るのに協力した郁文館の先輩が5月にご両親と村を訪れたそうです。

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南牧村名物の炭ラーメンや炭まんじゅうなどを開発した信濃屋さんを訪ね、ご主人から開発のエピソードや苦労話を伺いました。お昼はもちろん炭ラーメンと炭餃子です。

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最後は、富岡製糸場に行きました。今年は長雨が続いたため、蚕の成長が思わしくありませんでした。しかしこの経験により世界遺産の「高山社」や「田中弥平旧宅」のお話を伺った時にも実感を持って理解することができました。

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