■規則正しい生活の指導 、学習面もサポート

 

この4月、同学園の男子学生寮「Ikubun Dream House」(イクブンドリームハウス)が、埼玉県戸田市にオープンした。地上4階、地下1階の鉄筋コンクリートの建物で、寮居室は約100床。6月現在、高校3年生が7名、2年生4名、1年生14名の計25名が入寮し、寮長(生活指導の担当職員)、寮父、寮母が管理をしている。北口先生は寮を開設した経緯を次のように話す。

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Ikubun Dream House 顧問教諭 北口 浩史


「本校は、『子どもたちに夢を持たせ、夢を追わせ、夢を叶えさせる』ことを、教育の目的に掲げています。この夢教育を私生活から支えるために、また、全国の夢教育に関心をもつご家庭に対応していきたいと学生寮の運営を始めました」
寮生の中には、青森県からグローバル高等学校に進学した生徒や、台湾からの留学生もいる。多いのは、強化指定クラブの硬式野球部や剣道部に所属している生徒で、近くにはグランドがあり、寮の地下は、バッティングゲージなどを備えたトレーニングルームを設置している。

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学生寮地下のトレーニングルーム

「部活動の練習に励む環境を整えていますが、それが生活のメインになるわけではありません。学生の本分である勉強との両立を図り、規則正しい生活習慣を身につけることを最優先しています」と北口先生。そして、学習の習慣を確立するために、夕食後は、全員一斉の学習時間を設定。さらに英検取得講座(無料)を開講し、定期試験前は教員による学習指導も行っている。

■Ikubun Dream House・英語検定講座

Ikubun Dream Houseでは、在寮生の英検準2級・3級取得にむけて、英語検定講座(準2級・3級毎、週1回90分)を実施している。4月の入寮後から、秋(10月)と翌年の冬(1月)の英検受験にむけて、自分のペースで、着実に、英語4技能を伸ばして、英検合格を目指す。もちろん、部活動の時間との両立が可能だ。

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■栄養満点の食事で健康を管理 切磋琢磨して成長できる寮へ

寮生活に欠かせないのが、生徒たちの健康を維持する食事です。「Ikubun Dream House」では、栄養士が献立を監修し、栄養バランスのとれた食事を、毎日規則正しい時間に提供しています。「寮父母さんは、和食の料理屋をされていた方で、どの料理も美味しく、みな満足しています。また、いつもやさしく生徒を見守ってくださり、第2の保護者のような存在ですね」と北口先生。母の日は、生徒全員が声をかけ合って、寮母さんにカーネーションをプレゼントしたそうです。
 生徒たちの健康面も、寮長たちが管理し、体調不良の時は、保護者に連絡をとって、近くの病院に連れていくなど、万全な体制をとっています。

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このように安心、安全な環境を整え、生活指導も徹底するなかで、北口先生は「寮を生徒たちが互いに成長できる場所にしたい」と話す。「これからの時代は、自分から行動する力や、自立心を身につけることが大事です。寮生活は、自分を律したり、集団の中で我慢が必要だったり、精神面を鍛えてくれます。そうしたことが、大学受験の追い込みやスポーツの勝負において、最後に踏ん張れる力となっていきます。とはいえ、生活の中には楽しさも必要で、そこはバランスをとっていきたい。そして生徒たちには、他者を思いやり、切磋琢磨しながら、自分の夢を叶える力を養ってほしいと願っています」


■寮生たちへのインタビュー

実際、寮生たちは、どのような毎日を過ごしているのだろうか。入寮した理由をはじめ、感寮生活の感想を聞いてみた。

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Q 入寮を決めた理由とは?

Sくん 郁文館特有の起業家育成カリキュラム「起業塾」に入塾するために郁文館へ入学しました。秋田県出身ということもあり、入寮を決めました。
  
Tくん 高校二年時に1年間の海外留学を控えるグローバル高校に入学しました。実家は千葉県で、物理的に自宅から通えない距離ではないですが、登校にかかる時間を少しでも学習面に充てたいという理由で入寮を決めました。

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Sくん 高校1年生/Tくん グローバル高校1年生

Iくん 自宅が横浜で、通学時間も1時間30分かかるため、グランドに残っての自主練習ができませんでした。もっと野球の練習時間をとりたというのが理由です。

Yくん 寮長が野球部のスタッフで、監督も週に2~3回、寮に泊って直接指導をしてくれます。実は、自宅が寮から近いこともあり、最初は親に入寮を反対されましたが、大学でも野球を続けたいし、それくらい真剣なのだと説得しました。

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Yくん 高校3年生(内部進学生) 硬式野球部

Kくん 親元を離れ、洗濯なども自分でやって自立することが、剣道にも活かされるのではないかと思いました。親への甘えから抜け出すことで、自分の成長にもつながるかなと寮に入ることを決めました。

Q寮生活をして気づいたこと、自分が変わったと思うことは?

Sくん 自分で着たものを自分で洗濯し、自分で汚した場所は自分の手で清掃するという当たり前のことも自宅だとついつい家族に助けてもらうことが多かった。自立した生活を送ることで家族への感謝、集団生活の中で他者への思いやる気持ちが、以前に増して強くなったと思います。

Tくん 充分な学習時間が確保できるようになり、一つひとつ出来ることが増え自信につながり、行動が積極的になりました。

Iくん 泥がついたユニフォームを洗濯するのは大変で、親のありがたさを知ると同時に野球に対してもより真摯に向き合えるようになりました。また勉強は、家にいる時は課題を怠けることがあったけれど今は周りの刺激もあり、毎日、きちんとやるようになりました。

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Iくん 高校3年生 硬式野球部

Yくん 寮では時間やスケジュールの管理を、自分でしなくてはなりません。それができるようになって、少しは成長したかなと思います。学習については、講師が来てわからないところを教えてくれるので助かります。

Kくん 勉強も身の回りのことも、やれと言われる前にやるようになりました。洗濯も最初は面倒でしたが、今は習慣になっています。また、寮では学習時間が設けられていて、試験前は同級生で教え合うなど前向きに勉強に取り組むようになりました。

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Q寮生活の良いところは?

Sくん 将来は現在父親が経営している会社を継ぎます! 自分のことを自分で出来ない人に社長は務まりません。寮生活の中で洗濯や部屋の掃除など自立に向けて一歩ずつ積み重ねることが、社長になるための第一歩だと思います。日々成長できることが私にとってとても良い環境です。

Tくん 寮生活は時間の制約があり大変ですが、その分有意義な生活が送れているような気がします。寮では留学中の生活の疑似体験をしているつもりで過ごしています。留学に向けた準備の提出書類が多いグローバル高校ですが、寮内でコミュニケーションをとり、仲間同士で準備・確認ができることがメリットです。

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Iくん グローバル高校の生徒や、学年の違う生徒と話ができるところです。部屋は、野球部の1年生と一緒なのですが、友だちに近い感じで、いい話し合い手になっています。

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Yくん 野球を直接指導してもらい、自主練習もできる環境です。

Kくん 自分を鍛えられる場所です。でも、毎日の生活は楽しく、寮生ともいい関係で過ごしています。

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Q今後の目標や将来の夢は?

Iくん 郁文館は野球の伝統校ですが、まだ甲子園に行っていないので、最後の夏は甲子園を目指したい。将来は高校野球の指導者になりたいです。

Yくん 小さい時から野球が好きで、それは今も変わりません。将来は野球を職にして生計を立てたいと思っています。

Kくん 直近の目標は、インターハイに出場して優勝旗を持ち帰ることです。人を教えるのが好きなので将来は体育の教師になり、その学校で剣道部の顧問になって全国優勝を目指したいです。

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Kくん 高校3年生 剣道部

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≫寮生活について詳しく知りたい方はこちら

5月30日(木)に中学2年生対象の理事長講座が行われました。翌週には修学旅行を控えており、北海道で農業や漁業の体験をするにあたって今回の講座では「生命の大切さ」について学びました。
最も重要なことは「命は繋がっている」ということです。人間は、野菜や動物の生命をいただいて生きているということを忘れないでほしいという渡邉理事長の強い思いを、生徒たちは真摯に受け止めていることが表情から伝わってきました。

「あなたが生まれてきてくれて良かった。ありがとう。」

そう言ってもらえるような生き方をしてほしいと、渡邉理事長は生徒に対して入学当初から常々言っています。善い行いをした人間であろうと、悪い行いをした人間であろうと、一人一人の人生が長いか短いかは誰も知ることはできません。だからこそ、1分1秒を本気で生き、一人の人間として多くの「ありがとう」を集める人生を送ってほしいと思います。

また、このようなお話もありました。
「家系を30代遡ると10億人と繋がる」
自分、両親、祖父母・・・。30代遡ると10億人と繋がるということは、先祖まで遡ると信じられないほど多くの人との繋がりがあることがわかります。もし、その中の1人でもDNAが違えば今の自分はいないということになります。これこそがまさに命の繋がりであり、多くの人から引き継いだ命を大切にして生きてほしいと、理事長先生は伝えてくれました。

 

一方、世界では食糧問題の深刻化が進んでいます。人類が歩みを進めて上で、必ず向き合わなければいけない問題です。地球上の9人に1人が栄養不足であり、3人に1人が栄養不良であることがわかっています。1年間で地球上には24億トンもの食糧が生産されているといわれています。世界の人口71億人で割ると、1人あたり388kgの食糧を得ることができます。人間が1年間で必要とする食糧は180kgといわれているので、不足するはずがありません。

なぜこのような問題が起きているのか。それは地球上の人口の2割にあたる先進国に住む豊かな人々がほとんどの食糧を食べ、作り過ぎては捨てるという行為を当たり前のように繰り返しているからです。その2割の人々に、我々日本人は含まれます。この重い事実をどのように受け止め、どのように行動していくのか。「誰かがやってくれる」ではなく「自分がやる」という意識を持って、このような問題と向き合ってほしいです。

以上が今回の講座の内容です。命の大切さや食糧問題を知った上で、命と命を繋ぐということを学び、理解する為に北海道での修学旅行を有意義なものにしてほしいという理事長先生の強い願いを胸に、修学旅行に臨んでほしいと思います。

最後に、生徒の感想を紹介いたします。

『いつ死ぬかわからないという話がとても心にささりました。1分1秒を大切にしようと思いました。』

『今は、話を聞いただけで実感できていないような状況にあるので修学旅行のなかで今回の講座の内容についての理解を深めようと思った。』

『「損得ではなく善悪で判断せよ」の意味が改めてよくわかった。』

『プラスチックのように、利便性の裏にある代償などをとても理解できました。また、有機農業の利点についてよく理解できました。』

『命の繋がりと自然環境について理解できました。自分の夢は漁師で関わっていることが多くあると思うので、家に帰ってから改めて考えたいです。』

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高校1年生を対象とした理事長講座を開催しました。


郁文館高等学校の高校1年生は毎年、10月の郁秋祭にて、「起業体験プログラム」を実施します。このプログラムでは、起業することはもちろん、株式会社と何なのか、会社はどのようにして収益を上げているのかを、実体験を通して学ぶことができる郁文館高等学校独自の活動です。そこで、起業の大先輩であり、上場企業の創業者でもある渡邉理事長先生より、「起業すること」と題してお話ししていただきました。


理事長先生は、起業において、何のために起業するのか(ミッション)、どんな会社を創るのか(ビジョン)、そしてどのような方法でそれらを実現するのか(戦略)、つまり総じて言えば、「想いを形にすること」が最も大切であると力説しました。


そして、CSR(企業の社会的責任)、CSV(共通価値の創造)を例に、社会的な課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現していくことを生徒たちに求めました。

そのために欠かせないことが、今年の起業体験プログラムから始まる、※SDGs(持続可能な開発目標)に照らし合わせながら、お店の成功と社会的問題の解決の2つを実現していくことです。


お店の成功とSDGsを関連させるというのは、一見難しい問題に思えてしまいそうですが、例えば、お店で使用するエネルギーをすべて自然エネルギーで賄えば、SDGs目標⑦番の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を実現が可能であると理事長先生は分かりやすい例えを出して解説しました。

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※SDGsとは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

2030年までに国連加盟国が達成すべき17の目標で、2015年の国連サミットで採択されました。  


講義後の質疑応答では、渡邉理事長に対し、生徒からは多数の質問が投げかけられました。中には、経営者であり、また政治家でもある理事長先生であることから、交渉において気を付けるべきことなど実務的な話題も多数ありました。


生徒たちは、この講座を通して「起業体験プログラム」の意義をより深く理解する機会となりました。また、幸せな人生につながる多くのヒントを得ることができたと思います。それらを今後の生活に活かし、自分の成長につなげてくれることと期待します。


最後に生徒の感想を簡単に紹介します。

『自分は文化祭で他に負けないぐらい稼ぐことができる店を作ることができるように、理事長先生の話をもっと聞きたいと思った。』

『これからの未来、SDGsをもとに考えて企業しないと、事業を成功させることができないんだとお話を聞いて感じた。』

『将来、企業をすることはなくても、自分のためになることだったし、これからも企業などお金や相手を大事にする心、礼儀などを学びたいと思いました。』

『SDGsの大切さや、CSVの意味とCSRとの違いや、ミッションは組織の存在意義、ビジョンはワクワクする数値目標、戦略は差別、集中、価格について、のこの3つの大切さも学んだ。』

『社長になろうと思った。』

『将来起業したいと思っていたのでとてもためになりました。』

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郁文館中学校の2年生を対象とした「第3回お金科講座」が行われました。

今回の講義では講師をお招きし、『Life Planとお金』をテーマに学習しました。

 始めは、映像を見て、人生において大きな選択をする際に、お金がかかわることを学びました。たとえばマイカーを購入する際に、現金一括購入するのか、ローンを組むのか、ローンを組む場合には利息・利率に注意する必要があるなど、生徒たちにとっては今まで考えたことがないものだと思います。また、大学への進学、社会人になった後どのような生活をしているか、結婚後、老後など、生徒たちにとってはまだまだ先のことを具体的に映像で見ることで、想像することができたようでした。

 
 次に、ワークシートに沿い、将来の夢について考えました。ワークシートでは5年後の自分が何を勉強しているか、どこで働いているかなどの「ライフプラン」を具体的に記入しました。どの生徒も将来の夢について具体的に書くことができており、さすがは郁文館の生徒です。

 現在描いている将来の夢に、就職、結婚、マイカー・マイホームの購入などライフイベントを具体的に考えることで、さらに夢の具体的な「ライフプラン」を完成させることができました。そして、数名の生徒が自分の立てた「ライフプラン」を発表しました。より深く「ライフプラン」を立てるために、2人1組のインタビュー形式で具体化しました。

 
 最後に、キャッシュフローの例を見て、収入・支出のバランスからいくら貯蓄できるのかなどを把握し、今まで気が付くことのできなかった問題点を発見することができると学びました。

 生徒たちは今回の講座を通じて、思い描いた夢や目標が実現できるかどうかについて、「ライフプラン」を作ることである程度の見通しができることを学びました。また、将来進む方向が正確に定まっていないなら、いくつかのパターンを考えてシミュレーションをすることも大事であることを知りました。
 
 一般的にお金の話はなかなか出しにくいものですが、生徒たちは「お金科」講座での学びが自分の夢や目標を実現する上で、大切な判断材の1つになる知識であることを再確認する機会となりました。

 

お金科①

カンボジア研修

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今年度のカンボジア研修は325日~30日の日程で、24名の郁文館高校、グローバル高校の生徒とともに行いました。

カンボジア研修は、郁文館に多くある海外研修の中でも歴史の長い研修の1つです。今年度で、研修も10年目となりました。

郁文館夢学園では、SDGsを重点においた教育を行っております。今回のカンボジア研修では、貧困という観点だけではなく、カンボジアを地球上のパートナーとして、どう地球と向き合っていくかを考える上で大変有意義な研修となりました。

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【2日目】

まず初めに、カンボジアの歴史を知るためにトゥールスレン博物館に行きました。
カンボジアは約40年前、独立と内戦により、多くの民間人が犠牲になったという暗い過去があります。その歴史を学ぶことで、カンボジアがどのような歴史を辿って今日に至るかを肌で感じてもらうことを、研修のスタートとしました。

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トゥールスレン博物館見学後、日本語学校を訪問しました。

カンボジアでは、日本へ働きに出るために日本語検定を取得しようとする人が急増しているそうです。海外から日本で働きたい、学びたいというハングリーなカンボジア人を目の当たりにし、郁文館の生徒たちは、グローバル社会が目の前に来ていることを改めて実感しました。

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日本語学校見学後、SAJファームに向かいました。

カンボジアはもともと農作物が獲れる土地ではなく、収穫がない年が何年も続いたというのが現状でした。しかし、努力に努力を重ねた結果、現在はレモングラスが農場に生い茂っていました。

『夢はここで収穫したレモングラスを世界中に売りたい。』
農場長が目を輝かせて話していた姿は、子供達の魂を大いに高ぶらせてくれました。

【3日目】

ポーサットのホテルを発ち、SAJの孤児院「夢追う子ども達の家」に訪問しました。

午前中は、子どもたちと一緒に食べる昼食のカレーを調理しました。また、孤児院の清掃も精力的に行いました。

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孤児院の子どもたちと接することで、郁文館の生徒達は、幸せとは何か、HOME(孤児院)とは何か、深く考えることが出来たと思います。

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SAJ スクール・エイド・ジャパン についてはコチラから

【4日目】

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ワッタムン中学校で学校交流をしました。

学校交流では、ワッタムン中学校の生徒が笑顔で向かい入れてくれました。

椅子取りゲームやハンカチ落としなど日本の遊びをカンボジアの子どもたちと遊んだり、カンボジアの子どもたちに浴衣を着てもらい、日本の文化を体験してもらいました。

また、今年は郁文館の生徒達がニュージーランドの伝統舞踊、「ハカ」をワッタムン中学校の生徒に披露しました。
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カンボジアの子どもたちにも、郁文館の生徒達にもかけがえのない学校交流となりました。

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【5日目】

バッタンバンからシュムリアップに向かい、アンコール遺跡の見学、ベンメリア遺跡の見学をいたしました。

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今回の研修を通して、郁文館の生徒達は、カンボジアの過去と現在を知ることで視野を広げると同時に、カンボジアを発展途上国と見るのではなく、地球上のパートナーとして、今後どのように地球全体をよくしていくことができるか考えることができました。

次回のカンボジア研修も、子どもたちの見聞を広め、最新のカンボジア情勢を盛りだくさんに取り入れた素晴らしい研修にしてまいります。ぜひご期待ください。

平成30年度 郁文館中学校の卒業式が、3月16日に講堂にて執り行われました。

                                         

保護者の皆様、教職員一同が見守る中、緊張した面持ちで卒業生の入場から式が始まりました。誇らしげな表情や、緊張した面持ちの生徒、様々な想いを抱いての入場でした。

                                     

入場の後国歌斉唱を経て、理事長先生のお言葉を頂戴しました。

新しい世界に羽ばたく卒業生へのお言葉に、卒業生の誰もが引き締まった表情をしていました。

                                   

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卒業証書授与では、卒業生75名の名前が1人1人読み上げられ、大きな返事としっかりとした足取りで卒業証書を受け取っていました。

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卒業生の若い力がみなぎる素晴らしい合唱、各賞授与、卒業生代表の感動的な挨拶など、

暖かくも引き締まった雰囲気の中、無事に中学3年生の卒業式を終えることが出来ました。

退場していく卒業生は、安堵とこれからの新生活への期待など、清々しい表情でした。

                          

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4月からは、中学3年間で学んだことを生かし、高校に進学しても、自分の描く目標や夢に向かって頑張ってほしいと強く思います。

2019年度の生徒会役員を決める選挙が行われました。

次年度より役員の定数が変更されることが現生徒会長より報告されました。

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変更後の定数は

生徒会長・・・全校で1名

副会長・・・・中学、高校、グローバル高校より各1名(合計3名)に変更されます。

     

各校の要望が受け入れやすくなることで、対応の速さが期待できます。

今回は、生徒会長候補が3名、副会長が、高校2名、グローバル高校2名となりました。

                                                                 

各候補者が胸にある熱い想いを全校生徒に直接伝え、その後に投票をする事となりました。

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各候補者の演説終了後、その場で投票用紙に記入し、投票となりました。

                                      

投票箱は実際の選挙で使われている本物をお借りして行われました。

                                         

選挙管理委員の指示を受けて、順番に一人一人投票箱に投票を行いました。

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選挙の結果は、後日、選挙管理委員会から報告されます。

郁文館の3大イベントの1つである『郁文夢の日』を2月16日に開催いたしました。

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『郁文夢の日』とは、全校生徒が自分の夢や目標を再認識する、郁文館の生徒にとって1年のスタートの日でもあり、ゴールの日でもあります。

         

また、郁文夢の日は5月開催予定の体育祭にむけての準備も兼ねていますので、応援団長の紹介がありました。

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そして、夢の日の最大のイベント「MVD」の表彰です。

               

「MVD」とは、Most Valuable Dreamer の略で、1年間で最も夢に向かって努力した生徒、すなわち最も郁文館らしい生徒に贈られる賞です。

                     

今年度の表彰生徒からは「夢」発表が各校1名ずつありました。

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中学校からは「既存の枠組みを脱却した未来にふさわしい教育の創造」

 

高等学校からは「最先端技術を社会に実装することで数ある課題を解決すること」

                                 

グローバル高校からは「男女にかかわらず等しく教育にアクセスできる環境の整備」

                         

それぞれまっすぐな想いが語られました。

さらに、今年はチームで夢に向かって頑張った生徒を紹介し、全校生徒でお祝いしました。

                                  

1組は剣道部です。

                          

東京都予選大会で見事優勝し、3月27日・28日に行われる全国大会に出場します。

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もう1組は「社会探究」チームです。  

       

プラスチックごみの削減を進める東京都が募集した「プラスチックストローに代わるアイデア」の選考が行われ、応募総数921件の中から最優秀賞に郁文館高校の「社会探究」チームが考案した『キャンディーストロー』が選ばれました。

夢の日では、あめ細工で作る「キャンディーストロー」についての発表がありました。

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次に、バングラデシュにある姉妹校「ナラヤンクルドリームモデルスクールアンドカレッジ」の近況報告があり、現地の生徒からのメッセージを受け取りました。

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最後は全校生徒へ、応援団長からそしてチアリーディングチームからエールが送られました。

   

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ここから、また夢に向かうあらたな1年がスタートします。

こんにちは!

ピアサポート委員会のメイン活動『ブルーリボン運動』が2月12日~2月16日にかけて実施しました。

『ブルーリボン運動』とは、「いじめをしない、させない、許さない」をスローガンに毎回工夫を凝らした活動をしています。

 

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朝は恒例のあいさつ運動です。3学期校内で登校する生徒に声掛けを行いました!

 

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なかなか大きな声が出しにくい朝ですが、委員会一丸となって元気よくあいさつしていました。

 

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また、あいさつする時は、「いじめ予防習慣」の時に各クラスで考えた標語をもちます。

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昼休みには、巡回を行い、全校生徒のいじめに対する意識が高いことを確認しました。

さらに今回は、朝のクラスホームルームで、「いじめ」について考えるワークを行いました。各学年、各クラス毎に様々な意見が出ていました。

                                  

                                

今年度の活動はこれで終了となりますが、来年度以降もさらにパワーアップした活動をしていきたいと思います!

中学1,2年生を対象とした「第2回お金科講座」が2月8日に開講されました。

   

前回の理事長先生による第1回お金科講座で学んだ『お金をコントロールし、豊かな人生を送る』に続き、今回の第2回講座では、ファイナンシャルプランナーの方に登壇していただき、『お金を稼ぐ・貯める・増やす』というテーマについて学び、生徒たちにとって大変有意義な講座となりました。

 

前半の『お金を稼ぐ』のパートでは、自分自身のことを知ることから授業はスタートしました。何も考えずに仕事に就くのではなく、自分は何が好きなのか、得意なのかなどを確認し、整理して明確にする。その上で職業について調べ、自分にはどのような仕事が向いているかを考えることが大切であること、そして収入や生涯賃金についての知識や視点を加えることが学びの中心にありました。

 

働き方はさまざまであり、雇用者と経営者の割合や正規雇用と非正規雇用の割合など、グラフを基にお話がありました。また、役職や会社の規模による年収の違いのデータには生徒たちはびっくりしている様子でした。そして、正規雇用を目指す者が多いのが現状ですが、起業して成功することや、非正規雇用としての働き方の特徴やベンチャー企業の存在なども知り、正規で雇用されることだけが必ずしもよいということではなく、稼ぎ方には様々な方法や考え方があるという前半部分のメインテーマを理解することができました。

 

そして、後半の『お金を貯める・増やす』のパートでは、お金を稼いでただ銀行に預けておけば良いというのは昔の話で、現在は仮に100万円を1年間銀行にお金を預けていても8円しか増えない。そういった現実を、電卓をたたいて算出したときに生徒たちは驚いていました。お金を貯めて増やすためには運用する必要がある。しかし、その方法も様々で外貨預金や国債から株式投資、金や不動産までそれぞれにリスクとリターンがあり、自分で取捨選択していかなければならないということも分かりました。

 

 

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生徒たちは今回の講座を通じて、「お金の稼ぎ方・貯め方・増やし方」について学びました。お金の面からも仕事や働き方について考え、お金を稼ぎ、貯めて上手に増やすことが、自分の夢の実現にもつながる大事な視点の一つだということを学ぶことができたと思います。そして、「お金を増やすこと」は言い換えれば「お金を働かせること」であり、そのためには社会にアンテナを立て、自分で状況を見極め、正しく判断ができることが大切であることを学ぶことができました。

   

郁文館では、毎朝のようにNIE(新聞教育)を行っています。NIEを通して社会の状況を知ることが、将来の自分の夢の実現に、実はこのような形でもつながっていることを生徒たちは認識したことでしょう。

   

お金を稼いで貯めて増やすためには、お金をコントロールして管理することが重要です。郁文館の中学生は、時間の管理は「夢手帳」で学んでいます。社会情勢に対して常にアンテナを張る。NIE(新聞教育)の狙いの1つでもあります。夢手帳、NIE、そして『お金科』を通して、生徒ひとりひとりが夢を叶える力をしっかり伸ばしていくことを願っています。

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