高校1年生の「学び」の様子をお伝えします。

 

<情報>

 

「教育と探求社」が主催するクエストエデュケーションプログラムに今年度も取り組みました。
協賛された企業(クレデイセゾン、スカパーJSAT、大和ハウス、テーブルマーク、日本経済新聞社、日本コカ・コーラ)から出されたミッションに応えるべく、各クラス、各 チーム奮闘していました。
そしてチーム名・「Missコカ・コアラ♡」が心のケアをする自動販売機というタイトルで優秀賞をいただき、 2月23日(土)に法政大学市ヶ谷キャンパスで行われたクエストカップ2013全国大会に出場しました。

企業賞はいただくことはできませんでしたが、内容、プレゼン力ともに素晴らしかったと思います。
ずっと指導してこられた情報担当の先生が思わず涙ぐむほどの成長だったようです。

本人たちにも達成した感動の笑みが溢れていました。

 

 

<家庭>

 

授業中、廊下を歩いていましたら何やら発表をしているクラスがありました。
興味があり教室後方から入り見学させていただきました。
授業は家庭科。

高齢社会の課題レポート(手書きの規定あり)を書画カメラで拡大し、学会発表のようにクラス内で発表しあうというものでした。
私が見学したときには自走式の車椅子、年金問題、老老介護等々の課題に対して
①何故この課題を選んだのか(PLAN)
②調査の方法とわかったこと(DO)
③考察(SEE)
を相手に分かりやすいようにまとめ、堂々と発表している姿に思わず時間を忘れて見学してしまいました。
後ほど担当の先生に伺ったところ、「認知症の93歳の祖母と生活を共にする際の注意点」「アニマルセラピー」「中国の一人っ子政策と高齢化社会」「100歳の現役サラリーマン」などの多くの課題が提供されたとのこと でした。
高齢化社会を自分のものとしてとらえ、クラス内の人々の研究内容をシェアするといった、なかなか興味深い授業でした。

 

<倫理>

 

多様な学習形態の中でも主体的に調査をし、論理的に自分の主張を展開する力を養い、グループでコミュニケーショ ンを養うことができる取り組みとしてディベートが採用されています。

今回のテーマは「脳死による臓器移植を認めるべきか」「今後日本社会は積極的に外国の 労働力を受け入れるべきか」「環境保護のために経済発展は抑制すべきか」「出生前診断を行うべきか」などでした。
会議の合間を縫って、やっと見学すること ができました。
進行班、賛成班、反対班に分かれ時間管理しながら論点が絞られていきます。
傍聴班の生徒たちも真剣になって聞き、考えていました。
こちらも アッと言う間の50分でした。

「生活の中に、ディベートの要素は不可欠だと考えています。
対峙する人を通して改めて自分の意見、生き方が確固たるものになっていきます。
この経験を生かしてください。」
と感想を伝え教室を後にしました。

 

本校は中高6年間を基礎期、充実期、発展期の3期に区切っています。
充実期のまとめの時期の取り組みとして、これらは大変効果的なプログラムだと感じました。
そして、何よりも生徒たちが実に生き生きと主体的に関わっている内容であるという印象を強く持ちました。

 

他学年の取り組みも、来年度はご紹介していきたいと考えています。

 

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