本校の教育プログラムの一つである「日本文化実習」が、今年度もスタートしました。華道(小原流・桂古流)、茶道、箏曲(生田流・山田流)、和装着付、仕舞の七種から1つを選択し、一年かけて専門の先生方に稽古をつけていただきます。
華道では、基本となる型を学んだ後、さっそくお花を活けました。「意外とかたい!」「角度はこれでいいのかな?」と、友達同士で確認しあっていました。
 最初の時間にたくさんの道具について勉強した茶道では、日本文化実習室(畳の教室)で稽古をつけていただきました。初めての稽古では、多くの生徒が長時間の正座に脚が痺れて歩くのが大変そうでした。また、二度目の稽古では、紫陽花をかたどった主菓子をいただき、とても嬉しそうでした。
箏曲の授業は、自分だけの爪を作るところからスタートします。指の太さや長さに合わせて、一本ずつ先生方に調整していただきました。
 講堂でのお稽古となる仕舞は、基本の歩き方を学びます。「もっとゆっくり!」というご指導に、生徒たちも一歩一歩、丁寧に歩みを進めます。「歩くだけなのに、とても疲れた!体重の使い方がすごい!」と驚いていました。
 和装着付の授業では、まず、着付具の名前や役割を学びました。風呂敷で道具を包みますが、こちらも作法があります。まだ慣れない手付きですが、これからどんどん上手に扱えるようになるでしょう。

 彩り豊かなお稽古が始まりました。稽古を受ける中で、日本の文化に親しむことはもちろんですが、稽古を一年続ける「心の体力」を鍛えてほしいと思います。どの稽古にも必ず「相手」がいます。型を学びながら、相手に思いやりをもって振る舞う実践生としての素地を習得していくことを期待しています。
 稽古や発表の様子は、今後も発信していきます。楽しみにお待ちください。DSC07316

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