7月1日(土)、1時間目の道徳の時間を利用して、中学2年生、3年生を対象とした「卒業生によるキャリア講演会」を開催しました。集まってくれた4名の卒業生は、中学時代や高校時代をどのように過ごしていたか、また、卒業後の現在について丁寧に、時に熱く後輩たちに向けて語ってくれました。
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 1人目は、現在、慶應義塾大学文学部の3年生の卒業生です。自身の大学での研究分野、活動を紹介した後、中学時代にどのような学校生活を過ごしたかを話してくれました。特に、中学1年生の時に赤点をとってしまったあと、苦手を克服するために学習方法を工夫したお話は、多くの生徒にとって興味をひくものでした。また、高校在籍時に進路をいつ、どのように決めたかも大きな参考になったようです。

 2人目は、早稲田大学先進理工学部3年生の卒業生です。学部によってキャンパスの雰囲気が大きく違うことなど、自分達の知らない大学生活のお話に、生徒達はとても関心を持ったようです。また、中学時代に行っていた科目ごとの学習方法のお話も、生徒たちにとって大変参考になる内容が多くありました。また、文系と理系の選択をどのように決めていったかも、中学生のうちから考えていかなければいけないこととして意識づけできたようです。

 3人目は早稲田大学政治経済学部2年生の卒業生です。大学で学んでいる学問についてや、将来のヴィジョンについて話してくださいました。また、中学3年生で大まかな進路を意識し始めて、具体的に大学進学を意識したのは高校2年生の頃であったこと、そして、進路設計には計画性が大事であるということが語られました。また、生徒達への具体的なアドバイスとして、日々の授業を大切にすることや常に疑問を持つということをお話してくれました。講演者自身も「中学生時代にやっておけばよかった」という思いも含めて語ってくれたので、生徒達にもその思いと取り組みの大切さについて伝わったようでした。

 4人目は立教大学文学部4年生の卒業生です。他の卒業生達と同じく、研究分野や中高時代の生活を具体的に紹介してくれました。特に、文系と理系の選択については、自分の興味関心はもちろん、自身の能力を考慮しながら冷静に選択をすることの大切さについて自身の経験を踏まえて語ってくれました。こうしたお話は、将来、生徒達が文理選択や進路を考える上でとても大切なことであり、生徒達自身も真剣な表情で聞き入っていました。また、中学時代に取り組むアドバイスとして、主体的に動くことや好きなことに熱中すること、そして、身近な大人から学べるものは学んでいこうということが挙げられました。
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 講演会を聴講した生徒の感想を紹介します。

・4人の先輩に共通していたのは「自分から動く」ということなので、私もそういうことを大切にしていきたいと思います。
・思っていることをすぐに行動に移せないので、先輩の行動力を見習いたいと思いました。
・勉強や試験勉強は計画性が大事だと思った。
・毎日の生活を先輩方は大切にしているとのことだった。勉強も部活も当たり前のことをしっかり意識していきたい。

 卒業生の皆さん、素敵な時間をありがとうございました!中学生の皆さんも、今できることをコツコツと積み上げて頑張っていきましょう!

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