2月16日から高等科1年生を対象に、「腕時計の分解・組立」実習が始まりました。
機械式時計は様々な技術の結晶といわれています。
生徒たちは5日間をかけて、完成品を分解し再び組み上げる作業を通じ、
その一端に身をもって触れる体験をします。
4日間をかけて作り上げた世界に一つだけの時計は、一生の宝物になります。
毎日の様子をこれからお知らせしていきます。
本校では物事を原理から学ぶことを重視していますが、多くの機器類の心臓部がICチップによってブラックボックス化されている時代だからこそ、大切にしたい勉強です。 指導者は荒木斎氏(本校卒業生)他、6名の技術者です。
今回実習に用いる時計は「セイコー7S」と呼ばれる10気圧防水のダイバーズウォッチです。
配られた時計を手にした生徒たちからは「カッコいい」と歓声が上がりました。
初日である今日は分解準備として、「キズ見」と呼ばれる拡大鏡の調整や時計バンドの長さ合わせを行いました。
早速キズ見を使って、米粒よりも小さな文字で刻まれた時計の機械番号の読み取りや秒針の動きの観察しました。
1秒1秒、時を刻む様子に、皆が興味を引きつけられた瞬間となりました。来週の4日間の集中講義がとても楽しみです。